君主論 改版: 新訳 (中公文庫 マ 2-3 BIBLIO S)

  • 中央公論新社
3.64
  • (73)
  • (111)
  • (157)
  • (17)
  • (4)
本棚登録 : 1383
感想 : 103
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122040120

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 立憲君主制ならいざしらず民主的なプロセスを経ないで武力を統率するものが国を率いる場合の合理的な当然の帰結が書かれてある。現代において、いかに文民統制が重要か再認識させられる。シビアな状況から考えれば合理的に思えることが暗い気持ちを呼び起こす。このような体制の国家にどう対処するのか平和を希求すると同時によく考えないといけないと思った。

  • 何で手にとったのか忘れたけど、君主論。そこまで長くないけど、文章が若干読みにくい。
    リーダーは一度読むと良いかもしれない。
    ただ、僕も理解できてないから来年くらいにまた読もうかな。

  • もっと過激な内容かと思ったが、そうでもなかった。15世紀から16世紀にかけてのイタリアの状況を例に君主のあり方を説く。イタリア半島の統一がなされず有力者が割拠する中で臣下が書いた君主に向けた君主のための書。

  • 権謀術数の限りが露悪的に書かれているのかと思えば、当時著者が直接見聞したことを元に、君主としてやってはいけないこと、やらなくてはいけないことを具体的事象に照らして書いてある。

    非常に実践的な内容で、現代のノウハウ本に近いのではないだろうか。

    日常生活に応用できるかは疑問だが、国際関係には参考になりそうだし、実際に参考にしている指導者(独裁者?)はいるかもしれない。

    本書がいう「現代」が今から約500年前の16世紀初頭であることをたびたび思い出す必要がある。

  • 新訳のためか、とても読みやすい。著者が持ち出す「現代史」は中世イタリアの戦国時代なので、ドラマのよう。そして説明の方法は、場合わけを多用し、あいまいさがない。古さをまったく感じず、飽きずに読めた。
    度々でてきた、チェーザレ・ボルジア。より深く知りたいので、塩野先生の『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』をあたろうと思う。

  • 世界を獲るためのリーダー論を学んだ
    橋下徹や柳井正がマキャベリズムを体現している。即効性には劣るものの、意外と楽しい

  • 評判が良いというので読んでみたものの、あまりスッと頭に入ってこない・・・

    なぜだか考えてみたが、まず世界史の基礎知識が自分にないので、登場人物が誰が誰だかわからず、全くイメージがわかない。この年代で覚えているのは五賢帝ぐらい。。。

    いまひとつピンとこなかったが本棚には置いておくことにする。

  • 「語録」を読んで、元ネタを読もうと購読。確かに今にも通ずる真髄・真実が列挙されていて、リーダーや組織の長には参考になる。一方、この本が書かれた時代背景(戦乱期)まで考慮すると、やや厳しすぎる面も。この年で読んでおいて損はない。

  • 齋藤孝著『大人のための書く全技術』40冊―39

    読みやすい文章の白眉。
    目次が常に文章で書かれていて、その目次を読むだけで、その項目が何についてかかられているのか、何を問題としているのかほとんどわかってしまう。

  • 堅そうな本だったので倫理の授業以来触れることもなかったが、非常に面白かった。愛読書としたい。
    君主はどのように権威を保持し、人を動かしたか。なぜうまくいったか、失敗したかなど性悪説をもとに書かれている。倫理観とはまた異なる位置づけなのか。興味深い内容だった。

全103件中 11 - 20件を表示

ニッコロ・マキアヴェリの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
シェイクスピア
デールカーネギ...
遠藤 周作
エーリッヒ・フロ...
ヘミングウェイ
ロバート キヨサ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×