君主論 改版: 新訳 (中公文庫 マ 2-3 BIBLIO S)
- 中央公論新社 (2002年4月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122040120
感想・レビュー・書評
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【2008/02/01】<br>
帝王学を読んだついでに読んだ。マキャベリは冷たい人間だと思われているらしいが、事実を冷徹に見つめる賢人のように思えた。<br><br>
■毀誉褒貶について<br> 地位を奪われる可能性のある悪評だけは必死で避けるべし。<br>だが、危急存亡のときには悪評など気にかけてはならない。<br>
■鷹揚さと吝嗇<br> 鷹揚だと思われようと自らの財産を使うと身を滅ぼす。<br>けちだと言われたほうがマシ。他人の金なら気にせず使え。<br>
■恐怖と愛<br> 愛されるより恐れられるほうが、はるかに安全である。<br>恐れられるためには、君主はわざとそうさせなくてはならない。<br>
■信義を守るか<br> 信義を守る人物のように思わせ(キツネの面)、ここ一番では信義を破ってでも戦いに勝たなければならない(ライオンの面)。<br>
■軽蔑や憎しみ<br> 部下の財産や名誉、婦女子を決して奪ってはならない。<br>君主は性格が軽薄で、女性的で、臆病で、決断力がないと思われてはならない(ナメられてはいけない)。<br>
■衆望を集める<br> 大事業を行い、成功させること。<br>敵味方をためらいなく判断すること。<br>
■秘書官<br> 最高に優秀で奉仕心のある者を登用し、ありあまる財産と地位を与えて逆らわせないこと。<br>
■へつらうもの<br> へつらうものを避けるため、選び抜いた賢人以外には君主に意見させてはならない。<br>
■運命について<br> 慎重であるよりは、果断であるほうが良い。<br>運命をつかさどるのは女神だからだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最近読んでる本です。イタリア、チェーザレボルジアの時代の人であるマキアヴェリ(確かそうだったはず)の君主論。
ちょっと玉に瑕なのが、資本主義的な発想で、社会をみていないため、今の時代にどうあてはめるのか、ちょっと私には分からなかったけれど、これは読むと自分の視点が変わってきます。 -
古典。
普遍的な人間の心理を、性悪説からとらえている。今の自分にとっては、心に響くものがある。優しいだけではだめなんだと。読んで良かった。 -
今日買った。いつか読もう!
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いづれまた読み返すべし。まだ消化不良。
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なぜもっと早く読んでおかなかったのかと。
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読み込みが足りない感じ。擦り切れるまで何度も読むべし。
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確実に、新しい。翻訳が良いというのも大きいけど、この人は、本当に時代という垣根をヒョイッと飛び越えてこっちに来る。
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君主論は前から興味があって買いました。読み途中。
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何故か2冊ある。