- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122040625
感想・レビュー・書評
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清瀬一郎 「秘録東京裁判 」東条英機の主任弁護人による裁判後記。
日本軍に戦争犯罪性がないとするのは 正当化しすぎだが、裁判の冒頭陳述、東条英機の遺書など 驚きの内容であり、太平洋戦争の全体像を見ることができる良書。
軍事裁判の恣意性、国際機関の限界、拡大主義の無意味さを実感した。読む前と読んだ後では 東条英機の印象が大きく変わる。
連合国側にも日本政府を裁けるほどの絶対正義はないとする論調
*日ソ不可侵条約を破ったソ連と共謀し
*明らかに戦争犯罪である原爆を投下し
*ポツダム宣言の無条件降伏や真珠湾攻撃の奇襲について、事実と異なる演出をし
*明らかに合法性を欠いた東京裁判により裁いた
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再読
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東京裁判で弁護側副団長を務め、東条英機の担当弁護を行った清瀬一郎氏による東京裁判の記録。
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東條さんの弁護人です。
素晴らしい方です。 -
東京裁判で東条英機の弁護を担当した、清瀬一郎本人が書いたもの。日本側の弁護を担当しているので、当然、「日本が正しかった」みたいなスタンスが本全体を通して、ある。でも、裁判前に東条英機が自殺未遂をしていたことなど、自分としては新しい発見もあり面白かった。東京裁判についての本として読んでおきたい一冊かも。
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東京裁判を語る際には避けて通れない一冊。