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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
夫である新田次郎と離れ、幼い子供達を連れての戦後引き上げ(満州~朝鮮半島~日本)の物語です。子供達と言っても一人は生後間もない新生児です。戦後の大ベストセラーとなり、ロングセラーとなり、縁あって私の元にも届けられました。 子供達への遺書のつもりで書いた作品で、本音の連続である事が、引き上げの壮絶さを見事に表現しています。『私の病気は子供三人の死を意味するものであった。』と言う状況を認識し、乗... 続きを読む »
敗戦直後、満州からの引き揚げの実体験の記録
著者の藤原ていは新田次郎の妻で、国家の品格の藤原正彦の母。
壮絶な話だけれど、
これはずっと昔のことでも、うんと遠いところでもなく
わたしの祖父の時代にあったこと
その中でも人の生きる力みたいなものをすごく感じました
いろんな当たり前にあふれている現代人は読むべきじゃないかな
新田次郎の奥様が書かれた中国からの引き揚げの記録。終戦時の異国の惨状の中で、死に物狂いで子供達を守る母。優しい人、心無い人、傍観する人、色々な人が出てくる。
私はどういう行動をするのだろうか。
敗戦後、日本人の多くは飢えや貧しさといった苦しみと共に生きていました。
藤原さんは子供3人を連れて満州から引き揚げるいう種類の苦しみを味わった人です。
藤原さんは旦那さんと離れ離れになってから、飢え、貧しさ、差別などに苦しみます。けれど、3人の子供の為になんとか耐えて生き延びていきます。
しかし、耐えるだけでは生きられない局面がやってきます。それは北緯38度を目指しての山越え。
藤原さんは女や母である事を捨て、男になって泣き叫ぶ子供達を叱咤し無理矢理歩かせます。
もう死ぬんじゃないかという場面に何度も出くわしながらも何とか山越えは成功し、家族4人は日本へ戻る事ができました。
この本は敗戦で引き起こった苦しみの他に、
生き延びるには忍耐だけでは駄目で、時期を見極めて前に進む事も必要だという事も教えてくえました。
「読書力」おすすめリスト
14.こんな私でも泣けました
…こうした本を読むと素直に感動します
→満州からの命がけの引き揚げ。著者は藤原正彦の母
45年8月戦争が終わって、満州から引き揚げるまでの母と子ども3人の1年間を描いたノンフィクション。
夫と別れた次の日から、毎日が生きるための戦いで、こどもたちに食べさせるものを工面し、面倒を見、宣州から貨車と徒歩で脱出する様は壮絶。ていさんの強さを感じました。
自分の体を省みず、疎開団含め数々の苦難な環境に置かれても、こどもの身を案じ続ける姿に”母”を感じました。
人間って醜いし、優しいし、強いんだなぁと。
P.S.
読後、現代の自分の生活から幽霊みたいに抜けた脱力感。
色々とすごい本だった。
今まで読んだことのない種類・内容の本だった。
読んでいて苦しいのだけれど、話の中に入ってします。
実際に起きたこととは思えないほど凄まじい本だった。
壮絶。
人間の意志とエネルギーは、ここまで爆発的に免疫力をあげるのかと感じるほど。
というか、そう考えないとつじつまが合わないほど、炎症や栄養失調で亡くなってておかしくない状況を生き抜いている。
人というのは、関係性の中で、「ある人にとってはいい人」にもなり、「ある人にとっては悪い人」にもなる。
普段は、それぞれの利益や目的が異なるから、みなくていい部分までは立ち入らずに済ませる事ができる。
が、戦争の中で「生きる」という1点に、皆の目的が集中したときには、全ての人の利害が一致してしまうから、同じ人間の中に残酷なものも、尊いものも、愛おしいものもくるくると出たり消えてりしていくのを目の当たりにせざるを得ない。
でもそれが人間の本質であろうし、それを飾ることなく書いていることが、とても貴重な本だと思った。
久しぶりに心が幾度となく揺れ動きました。わたし自身が日本を離れて生活しているせいだろうか?それとも社会背景への憤りだろうか?あるいは人間の利己的傲慢を感じたからだろうか?
この本を旅の友などにしてみてはどうかなと。わたしも重慶への旅行で読ませていただきました。
ただただ、壮絶な記録です。私も二児の母ですが同じ状況でここまで強くなれるかしらと思います。久しぶりに読書して号泣しました。
壮絶です。母は強し、と一言で片付けられるものではありません。脱北者の一行が中国から徒歩で山を越え、東南アジアに脱出するというドキュメントをテレビで見たことがあるのですが、幼い子どもを抱え命がけでジャングルをさまよう一行の姿に心臓を掴まれたような苦しさを覚えました。それがこの本を読んでいるとまざまざと蘇りました。同国人の裏切りや旧占領国の人からそっと差し伸べられる手など、胸を打つ作品です。特に子どもを持つ人にすすめたくなる本でした。
私の父は引揚者であった。当時15歳で日本丸に乗って帰ってきたらしい。子供の頃から何度と無く聞かされていた話だったが、この本を読んで初めて如何に過酷な旅だったか理解した。父がことさら日本丸をいとおしく感じていたのは、目に痛いほどにまぶしく白い船体が旅の最後にようやく見えた希望の光だったからだ。今度あらためて話を聞いてみよう。それでようやく父の人生を理解することができると思う。
戦争の話は、個人的にとても苦手です。
なぜかというと、読むととても苦しくなるから。
書かれていることよりも酷い現実を想像して、
なんともいえない気持ちになります。
でも、目を背けてばかりもいられません。
この本を読む前に
タイミングよく、沖縄旅行に行って、
平和記念資料館へ立ち寄りました。
沖縄戦で犠牲になった、おびただしい数の惨い写真を見ました。
この本の舞台は満州で、状況は全く違いますが、
同じ戦争です。
たくさん過ぎる人の人生が狂ったのは間違いありません。
その中の一人の女性と愛児3人の敗戦後、
日本への帰国のための壮絶な道のりを描いていました。
「戦争さえなければ、この方はこんな惨めな思いもしなかったんだ」
「戦争さえなければ・・・」
それでも、この本は読んだほうがいい。
そう、思えた本でした。
次回の読書会の課題本です。
この本は、、、容易なコメントをするべき本ではないですね。
戦争を体験したことがない私たちの代ではイメージが難しい。
ただ、「言葉に言い表せない非常な体験」が書かれています。
自分が「発展途上国」と呼ばれている国に行くと目にする光景が
日本にもあった ということ。 それを体験した人達は
壮絶な苦労をしていたこと。
苦しいです。
この本が読めたことに感謝します。読書会って自分の知らない分野に広げれるのがためになりますね!
敗戦後、満州から引き上げてくる母子の話。
状況描写も心理描写もリアルすぎて、胸が苦しくなった。
極限状態の人間の醜さと、優しさ。
母の強さ。
一般参加初参加です
どうもありがとうございます
今日はとても楽しかったです
みなさんに紹介していただいた本はいろいろ読みたいものがありました。
また来たいです
よろしくお願いします
敗戦後満州で何が起こり、日本政府が棄民した結果どのような地獄が民衆を襲ったのか。満州からの引き揚げ者の経験を、この物語で追体験することで、この本を読む前と読んだ後では私の人生は違ったものになりました。戦争の理不尽さ、人間の生の儚さに圧倒されながら、その中で生きる希望を失わない尊さと母が子を想う精神の高潔さに心を打たれます。「夜と霧」とあわせて私の人格形成に大きな影響を及ぼした本です。個人的な経験ですが、祖母が当時4歳の母を満州から連れ帰った苦労話を子供の頃よく聞かされましたが、自分という人間がこの世に存在している事が奇跡的な事であることを学びました。できるだけ多くの方に読んで頂きたい本です。
祖父祖母の代の方々が、戦後日本の混迷期を支えてくれ、そして、今の我々がいることを深く認識しました。
先祖を敬い、先祖を尊び、子供達に伝えるべき事は伝え、頑張るぞ。
2011.05.03 完読

キャリアコンサルタントのテキストにこの有名な作品が引用されている。昭和20年、終戦後の満州から約一年をかけて、幼い(5歳、2歳、2ヶ月)子供3人を抱えながらの逃避行の記録である。
昭和46年に発...





