血涙十番勝負 (中公文庫)

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著者 : 山口瞳
  • 中央公論新社 (2002年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122040878

血涙十番勝負 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 山口瞳の本を5冊続けて読む。
    「旦那の意見」「人生作法入門」「わたしの生活手帖」は「男性自身」的なエッセイ。時代が違うとはいえ、かなり思い切ったことを書いていて、気を悪くする人が相当にいるだろうな、とハラハラする部分もある。
    「昭和プロ野球観戦記」。巨人のV9の初期の頃からの観戦記なので、相当に古いものである。それなりに面白いのだけれども、プロのスポーツは生ものというか、その時々に読まないと、さすがに、少しぼけた感じの内容のものになってしまう。

    「血涙十番勝負」は素晴らしい。
    山口瞳がプロ棋士と、飛車落で10局対戦(1局は女流棋士相手に平手で対戦)する、その自戦記。
    時の名人(大山だ)やタイトル保持者を含むプロの高段者と、飛車落とはいえ、10局対戦してその自戦記を一作家が出版するというのは、空前絶後と思えるほど、すごいことだ。
    山口瞳の10番勝負の成績は3勝6敗1分。負けた将棋も、内容としては悪くない。全体的な感覚としては五分五分といった感じだ。最近でこそ、アマの強豪が棋戦でプロに平手で勝つことは珍しくなくなってきたけれども、当時としては、一作家がこの戦績を残すこと自体が画期的であったと思う。僕の腕前では分かるところと分からないところとがある(分からないところの方が多い)のだが、それでも、山口瞳が相当に強い将棋指しであることは分かる。
    文章に気合が入っている。特に後半の2-3局。どちらが好きか、ということとは別にして、山口瞳の普通のエッセイとは気合が異なる(僕はどちらも好きだけれども)。最後に米長邦雄(プロ棋士)が解説を書いているが、この解説も相当に気合がはいっている。要するに、山口瞳も、受けて立つプロ棋士の側も、皆が真剣に取り組んでいるということだ。当時の状況は分からないのだけれども、おそらく、将棋が今ほどには人気がなく、山口瞳もプロ棋士側も、棋界を盛り上げることに真剣に取り組んだということだろう。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4122040876
    ── 山口 瞳《血涙十番勝負 19800715 講談社文庫 200209‥ 中公文庫》
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%B7%EC%CE%DE%BD%BD%C8%D6%BE%A1%C9%E9
     
     山口 瞳《血涙十番勝負》では、芹沢九段を「変な酔っ払い」と紹介
    している。気に入らないことがあると、たとえ夜8時でも、布団をかぶ
    って寝ちゃうそうだ。
     
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%B6%DC%C2%F4
     ↑芹沢 ↓転載禁止ブログ
    http://d.hatena.ne.jp/type0078/20080703 type0078の日記
     
     アルコールが肝臓で分解されるには、8~12時間かかる。
     夜8時に最後の一杯を飲んで、12時間熟睡すれば、翌朝8時に素面
    で目覚めることができる。しかし、そんな酒飲みは見たことがない。
     
    http://blog.goo.ne.jp/oshiete_watcher/e/99054688c33dd18d5787fc652350ce6a?fm=rss
     飲酒後、何時間経てば運転できる?
     

  • 瞳さん、いいかんじ。

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