料理歳時記 (中公文庫)

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著者 : 辰巳浜子
  • 中央公論新社 (2002年9月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122040939

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料理歳時記 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • めっちゃおなかへります。

  • 日本の自然豊かな四季を通して、「食」「食材」そしてその料理をエッセイにまとめている。書かれた時代は昭和、高度成長期の日本である。その頃から伝統的な家庭料理の崩壊が始まったと言えるのだろう。著者はこの頃から既に食の崩壊を憂えている。
    著者は自身が育った、そして生活してきた時代を背景に旬の食材を用い、その食材の持つ特性を活かした料理法を大切に家庭の食を守ってきている。今の時代にも通じる大切な日本の食であることがわかる。
    日本人の生活形態はあっという間に変わってしまった。社会に進出する女性が増え、食、料理、そして家事全般にに割く時間も以前と比べようもなく短くなっているのだろう。食に対する考えもいろいろ変化している。しかし高度成長期よりも今のほうが食材や、また食の安全性に対しては敏感になっているのかもしれない。
    著者は料理家でありながら、文章は丁寧、美しく、日本語のすばらしさを感じる。たった数十年で「美しい」日本語というものも過去のものになり、言葉の変化も痛感する。
    「食」「ことば」に敏感になる書である。

  • 主婦になってからもまた読み返したい本。
    辰巳さんのように季節を感じながら丁寧に食物をお料理して、味わいたい。家族にもたくさんおいしいもの食べさせてあげたい。

  • 春夏秋冬それぞれの料理を食材の紹介とともに。
    料理をする人の語り口というのは、みなしゃんと背筋が伸びていて気持ちい。

  • この母にしてあの娘ありってかんじです。

    料理もさることながら日本語の言葉遣いも人柄を感じ、なおかつ美しいです。

  • 鎌倉暮らしをベースにした、四季折々の食べ物について、昔ながらの知恵とお総菜のコツを記したエッセイ。

    戦争を体験したからこそのたくましさもあることながら、語りかけるような優しい文体が良いです。

    食の事情に心を砕いているのは現代人と変わらないなぁと思う一方、今の台所事情よりも断然お洒落、ハイカラ!
    現代では忙しくて時間がなかったり買ってくればすむ、と済ませがちな部分に手間ひまかけて、心もかけてるからなんだよね‐
    なんとも贅沢で素敵

    春からはじまっているので、丁度良い時期に読み始めたと思います。
    折しも今日、父が山から今年初物の筍を掘ってきて(手入れしてないのもあるけど、猪が先に来て食べちゃう上、大穴をあけていくそうな…?)母が鍋で煮ているので季節感満点なシチュエーションでした。
    そういえば小さい頃、今は駐車場になってる原っぱで土筆や蓬や花を摘んだりしたな‐と懐かしくもなりました。

    夏も半ばまで読んだけど、コレは季節と合わせて少しずつ読み進めたいかも…

  • 読んで良かったです。
    日本は素材に乏しい国だから…と思っておりましたがそんなことは決してないのですね。確かに簡単に食材があふれている訳ではありませんがだからこそ食べられる食料を探し、その加工を研究し、食材とした。先人の知恵と努力にはなるほど頭が下がります。

    そして日本語が美しいです。今はこんなきれいな日本語、もうあまり使われなくなったなあと文章を読んでいるだけで楽しかったです。そして四季折々の野菜や果物、魚類の美味しそうなこと。是非これはこの本は手元に置いて試してみないといかんなあと思いました。又違う本も読んでみようと思っております。
    料理に対する愛情、食に対して真摯に向き合うと言うことが他の生物のいのちをいただく、今をきちんと生きるってことなんだろうなあと思いました。
    この頃食べ物の事件が多いですが自分の食べているものがどこでどのように加工され目の前に出されているのか。それをきちんと調べて自分や家族に供していたらこれほどの事件数にはならなかったのではないのかな、と反省も踏まえて思いました。

  • 美しい日本語で綴る、日本の食に関するエッセイ。

    四季折々の旬の食材を美味しくいただくコツが載ってます。
    ちょうどこの本をファーストキッチンで読み終わり、「私も旬の食材を使った和食を作ろう!」と意気込んだのですが…
    ふと目の前の昼飯―ハンバーガーとフライドポテトを見て、いかに今の自分が酷い食生活をおくってるかを再認識した次第であります。

    この本で辰巳さんは豊かな食事をすることを私たちに伝えています。
    豊か、といっても高級食材を使うとかじゃなくて、いかに美味しく、栄養たっぷりに食材を料理するかということ。
    そのためには労力も時間も惜しまないことが大事だと分かりました。
    辰巳さんみたいなことを教えてくれる方も、今じゃめっきり少なくなっているんじゃないかな。
    料理も文化なんだし、ずーっと次の世代に残さなきゃいけない何かがあると思います。

    それは自分ちの“おふくろの味”でもいいと思うんだ。

  • 日本語の異様なまでの美しさ。
    目で、食べる。
    読んで、味わう。

  • 料理をする人の、バイブルではないでしょうか。出てくるものが、どれも美味しそうです.

  • わたしが持っているのは、復刊版の中公文庫ですが、いや、これ凄く良いですね!!
    料理ちっとも出来ませんが、作りたくなります。
    なんか、もっと食生活を大事に、食べものを大事にしていこうと思いました。

  • 料理をするようになったら買おう。

  • 母、強し。素晴らしい季節感。

  • 子どものころにこの方をNHKの「きょうの料理」で見たことがあった。
    辰巳芳子さんのお母さんと言ったほうが今はわかりやすいかもしれない。
    料理というものに興味を持ち始めたころ、「手塩にかけたわたしの料理」はバイブルのようだった。
    目次に並んだ食材の名前、
     薺 嫁菜 蒲公英 土筆 薊
    なんていうのを眺めるだけでも美しい、四季の食材のあれこれを教えてくれる一冊。

  • 一生のうちで何冊か座右の本にしたいと思う本に出会う。この本もだいぶ前に出会った本だが、わたしのバイブル的本です。「いのちを支えるスープ」の著者辰巳芳子のお母さんの本で、人の体を労わりながら食を考える。それぞれの季節の旬のものを食べる、土に育ったものは雑草も含めて殆どのものが体に優しい食材になる。飽食の時代に食の原点を教えてくれる本です。 (HS)

  • ちょっと前まで、料理とは季節と切っても切れないものだったのですね。
    実際に作るよりは、読み物として読んでしまいます。

  • これまでもこれからも、幾度となく読み返していく。私の教科書。

  • 季節ごとに採れるもの、捕れるもの、獲れるものを紹介(日本語ってムズカシイね)。各食材のうんちくや調理法が載っており、ほうほうとうなずくこと間違いなし。いい食材が入ったときには紐解きなくなるような、そんな一冊ですから。

  • 辰巳芳子さんのお母さまだそうです。
    春夏秋冬各々に旬のもの400種について食べ物の知恵と使い方。
    海のもの山のもの外国のもの…こんな毎日使える知識を沢山もった人って素敵だなぁと思います。
    明治生まれの辰巳さんの、品の良い文体も心地いいです。

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料理歳時記 (中公文庫)に関連する談話室の質問

料理歳時記 (中公文庫)の作品紹介

いまや、まったく忘れられようとしている昔ながらの食べ物の知恵、お総菜のコツを、およそ四〇〇種の材料をとりあげて四季をおってあますところなく記した、日本の"おふくろの味"総集篇。

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