風と木の詩 4 (中公文庫 コミック版 た 1-27)

著者 :
  • 中央公論新社 (2002年9月1日発売)
3.75
  • (8)
  • (3)
  • (12)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 75
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122040991

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 4巻はすごい。3巻のジルベールの生い立ちと比べると、セルジュのそれは順風満帆で幸せすぎる。周りの人たちが気遣いができて優しい分、お互いの痛みがよくわかる。
    アスランとパイヴァがガルジェレ邸を脱出したあと、かけおち後父親がアスランの元を再訪するシーン、随所でお互いの気持ちがわかりすぎて、でも過ぎ去ってしまった時間は戻らなくて、どうしようもないわだかまりとお互いの気遣いで胸がいっぱいになる。
    あーほんとに、上手。すばらしい。4巻あたりからコマの使い方、割り方がとても上手になってきて、その表現力もあいまって、泣ける。ほんとオススメ。

  • セルジュの両親の話になります。

    セルジュの美しい両親が俗っぽい社会を捨てて貧しくても悔いのない人生を送る話です。
    個人的にはパイヴァがセルジュを残してアスランの後を追うのがすばらしいとは思えなかったので☆三つ。

    セルジュが父の遺言で男爵家を継ぎラコンブラード学院にも入ったという初期の設定がまったく無視されていて、なにげに矛盾を感じる点も多いです。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1950年、徳島市に生まれる。徳島大学教育学部中退。68年『リンゴの罪』でデビュー。70年、雑誌連載をきっかけに上京。以後、SF、同性愛、音楽、歴史などを題材に多彩な執筆活動を展開。80年、『風と木の詩(うた)』『地球(テラ)へ…』により第25回小学館漫画賞を受賞。主な作品に『ファラオの墓』『イズァローン伝説』『私を月まで連れてって!』『紅にほふ』『天馬の血族』『マンガ日本の古典 吾妻鏡』などがある。京都精華大学にて2000年~教授就任。14年~18年学長。2014年紫綬褒章受章。

「2021年 『扉はひらく いくたびも 時代の証言者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹宮惠子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×