健全なる美食 (中公文庫 た 33-20)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 61
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122041233

作品紹介・あらすじ

農園を営む作家・玉村は、一方で、フルコースの料理をほぼ一人でつくり、サービスできるほど、料理に通じている。著者の日々の暮らしの中から生まれたレパートリーのうち、繰り返しつくっているおいしい料理を選び、春夏秋冬それぞれにふさわしい料理のつくり方を豊富な写真とともに紹介。

感想・レビュー・書評

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  • こんな田舎生活に憧れる。こんな料理上手に憧れる。セカンドハウス探そうかな。

  • SUN MUSIC

  • こういう生活ができたら最高。
    サラリーマンでもひょっとしたらある程度は実現できるのではないか、と考えるようになった。

  • 料理云々よりこのライフスタイルに憧れるなあ

  • 読書録「健全なる美食」5

    著者 玉村豊男
    出版 中央公論新社

    P5より引用
    “もっとも健全なる生活こそが、もっとも甘美なるものでなくて
    はならない。
     そしてもっとも質朴な食事が、この世の最上の美食であらんこ
    とをー。”

     目次から抜粋引用
    “ニョッキの玉子ソース
     トマトと豆の煮込み
     私流パエリャ
     インド風カレー数種
     タラの白黒豆煮込み”

     エッセイストで農園主でレストラン経営者である著者による、
    自ら経営する農園での暮らしに基づいた料理に関するエッセイと
    レシピ集。
     ニョッキから牛の煮込みまで、数多くの料理写真と共に書かれ
    ています。

     上記の引用は、冒頭付近の著者の写真の下に書かれた一文。
    食べ慣れたものが一番美味しいとは、作家嵐山光三郎氏の言葉だ
    ったでしょうか?質素で毎日でも食べられるような、普段食の中に
    こそ、美味しく食べられる幸せが詰まっているのだということな
    のかなと思いました。
     自然とともに生きる楽しさが、文章から溢れるように伝わる一
    冊です。料理の写真がフルカラーで無いのが少し残念ですが、雰
    囲気を作るための演出かもしれません。

    ーーーーー

  • 豊男さんの料理ってホントに美味しいんです、もう大絶賛!
    この本から我が家の定番料理がいくつも生まれています。
    手に入りにくい食材も平気で使うので、チャレンジできないものも多いのですが、写真を見てるだけでも美しくて楽しい1冊です。
    よく作るレシピの箇所だけはしょっちゅう見てるけど、それ以外はぜんぜん読んでなかった。じっくり読み返したのは久しぶりです。
    エッセイぽくレシピが載っているので、食材を育て(または調達し)、調理し、食す、という一連の作業工程に料理の楽しさがある!と再確認させてもらいました。
    ちゃんとした分量や調理時間は載っていないけど、文章から完成品のイメージを頭に思い浮かべながら作れば、必ず美味しくつくれます♪

  • 著者のヴィラデストでの日常生活をベースに
    オリジナルの料理やそれにまつわるエピソードが満載。

    レシピ本とは異なるが、取り上げられている料理は
    暮らしに根ざしたもので、生き生きとした生命感が感じられる。

    写真も比較的多いので、ぱらぱらと見ていても楽しい。

  • エッセイなのだけれど
    玉村さんご自身が作った料理と
    簡単なレシピも書かれてあり
    お得感たっぷりの一冊。

    どれも本当に美味しそう。

  • やー、いいなー、こういう生活。…とは思うが、自分が農作業に向いていないのは百も承知。なので生活は真似できないけど、レシピは真似できる!文庫本なんだけど、カラーの写真とレシピがついていて、ちょっとしたエッセイ、コラムもあり、お得。レシピはいくつか試してみたいものもあり楽しみ。玉村氏といえばフレンチ、って気もするけど、エスニックな料理も紹介されていて、へー、と思った。パスタを茹でている時は、絶対電話にも出ないし、会食者全員をテーブルにつかせておく、というのはよくわかる。たしかにパスタは茹でたてが一番旨い!(2003 Apr)

  • おいしそうな写真とそのメニューにまつわるエトセトラ

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著者プロフィール

1945年東京都杉並区に生まれる。都立西高を経て東京大学フランス文学
科卒。在学中にサンケイスカラシップによりパリ大学言語学研究所に留学す
るも紛争による休講を利用して貧乏旅行に明け暮れ、ワインは毎日飲むもの
だということだけを学んで1970年に帰国。インバウンドツアーガイド、
海外旅行添乗員、通訳、翻訳を経て文筆業。1983年軽井沢に移住、
1991年から現在の地で農業をはじめる。1992年シャルドネとメル
ローを定植。2003年ヴィラデストワイナリーを立ち上げ果実酒製造免許
を取得、翌2004年より一般営業を開始する。2007年箱根に「玉村豊
男ライフアートミュージアム」開館。著書は『パリ 旅の雑学ノート』、『料
理の四面体』、『田園の快楽』など多数。近著に『隠居志願』、『旅の流儀』。
『千曲川ワインバレー| |新しい農業への視点』刊行以来、長野県と東御市
のワイン振興の仕事に専念してきたが、古稀になった今年からは、少しスタ
ンスを変えてワインバレーの未来を見渡していきたいと思っている。

「2016年 『ワインバレーを見渡して』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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