- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122041783
感想・レビュー・書評
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好きとか嫌いとかとは違った
不思議な読後感だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっぴり怖くて仕掛けがあって面白かった
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不思議で、どこかせつない。弔いがキーワードだから。
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わずかずつ繋がりのある11の短編集。
「博士の愛した数式」の作者らしい緻密な計算、こだわり、執着心が感じられる。
「夜明けの縁をさ迷う人々」に通じる不気味さあり。
オガワールド、、、堪能しました。 -
ほんものの編み物だった。
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「臓物やら腐った~~とかそういった表現が出てくるから好きかもね」と紹介されたが、自分の好きな表現とは合わなかった。
というか、物語の構成に2話目を読んだところで気づき、東野圭吾『怪笑小説』の鬱積電車の構成と似てるな~と思ってしまったので、物語が繋がっていくことの楽しさも感じられずそのまま終わってしまった。 -
すごい!
一つ一つの話が重なっていく。 -
死にまつわるお話を集めた短編集。全部の小説が少しづつ微妙にリンクしています。そしてさらに、物語の「書き手」が登場し、それが誰かの作品だったのか、それとも現実の世界なのか、だんだん混乱してきてしまう。謎ときというか、人物関係図とか作りたいような面白さもあり、凝った味わいのある1冊。
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11話からなる連作短編集。タイトル通り「死」を題材にしているのだが、いわゆる「死生観」を描いたものでもなく、かと言ってミステリー小説でもない。ひどく生生しいのに、どこかベールで包まれているかのように厳か。
連作なので、それぞれがどこかでつながっているのだが(舞台であったり、登場人物であったり)、物語の端々でそれを発見するのも密かな面白みだ。