星三百六十五夜 夏 (中公文庫 BIBLIO 天空の世界)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122042131

感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • 16.05.05読了。星と山を愛する野尻抱影の短編集。季節の星座と、日本各地の伝承をやさしく、美しくまとめている。戦直後?の方の本ということもあり一部難しい文体もあるが風情豊かで素晴らしい著。

  • 請求記号・440.4/No/2
    資料ID・310003256

  • 酷く美しいものを読んでしまったと、読み始めて気付いた時にはもう遅かった。部屋の中で、それこそ月明かりで読むほどにのめりこみ、呼吸を忘れた。

    日記のように、一日につき一つのエッセイがある。それはどれも星にまつわるもので、彼自身の語彙選択の絶妙さはもちろんのこと、引用される詩歌の美しさもまた筆舌を尽くしがたい。
    その美しさゆえ、ライトな文学のように流し読みをするには向かない。できるだけ一つ一つを噛みしめるように読んでいくのをお勧めする。

  • その胸を深紅に燃やして蠍は南中する――。

    冥王星の名付け親としても知られる、野尻抱影氏の「星」にまつわる随筆の夏編。
    世界の神話、古典や芸術、民俗学から日常生活まで幅広い分野にわたり綴られる日記形式の短いエッセイは日付にあわせて一日一日読み進めると更に趣が。

    分類は自然科学/学術だと思われますが、心は文学、詩歌です。

  • まだ夏しか読めていないけれど、他の季節も制覇したいと思います。夜空を見上げたときに光る星たちについて知りたくて。

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著者プロフィール

野尻抱影

一八八五(明治一八)年、横浜生まれ。神奈川一中時代、獅子座流星群の接近以来、星の虜となる。早稲田大学英文科卒業後、教職、雑誌編集に携わる一方、天文書多数を著述。生涯を通して星空のロマンと魅力を語り続けた。冥王星の命名者としても知られ、日本における天文ファンの裾野を広げた功績は大きく、「星の抱影」と称される。小説家、大佛次郎は実弟。一九七七(昭和五二)年没。

「2022年 『星三百六十五夜 秋・冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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