デルフィニア戦記 (第2部 〔2〕) (中公文庫 か 68-6 デルフィニア戦記 第 2部)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122042292

作品紹介・あらすじ

騎士バルロが出撃する。叔父マグダネル卿を討つために-!サヴォア一族の内紛とは王家失脚を企む卿と、その陰謀を阻止せんとするバルロの対立だったのだ。卿の背後にはデルフィニアを狙う隣国タンガとパラストが蠢いていた。この国を揺るがす危機をウォルそしてリィはいかに乗りきるのか。

感想・レビュー・書評

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  • ウォルがどんどん王様らしくなってて
    良いよね
    そしてシェラの心に変化が。
    国内がまとまってきたので次は周囲の国との話に広がっていくのかなー

  • バルロvsマグダネル卿
    ファロット一族の謎
    隣国タンガ、パラストの思惑

    ってな内容で、相変わらず楽しく読めた。

  • バルロのマグダネル卿に対する思いがあそこまで強いものだったことに驚いた。そんなに憎んでいたのか…
    デルフィニアだけでなくタンガとパラストも出てきておもしろくなってきた。ここから沢山絡んでくるんだろうな。
    それにしても査問会はウォルの迫力にちょっとびっくりした。え、これ演技だよね?打ち合わせしてたやつだよね?ってなって二人の気持ちがよくわかった。
    そして最後の最後。愛妾って何か訳あり?

  • 異郷の煌姫2

    190405読了。
    今年27冊目今月5冊目
    #読了
    #茅田砂胡
    #デル戦
    #異郷の煌姫2
    相変わらずリィの言動やスペックはぶっ飛んでるが、一方で全ての行動に芯がある。
    そして、バルロさん、カッコいい!
    ウォルとの掛け合いも真の信頼があってこそだから憧れる。
    そして、タイトルの意味はこれなのか?と疑問と引きを作って次巻に続く。気になる。


  • 201711

  • 叔父を討ち、名目上罰されたバルロさん。芝居とはいえ本気に見える迫真の演技にちょっと不安になるあたりが可愛いです。北の塔が建て直しで豪奢になっているところはさすがです。相談にわざわざ外から登ってくる王様と王女とあわせて話しているときは真剣なんだけど楽しそうです。シェラさんはお気の毒に。そんなごたごたな中、またも降ってわいた問題が発生。元恋人現る。どうなるのでしょう。

  • 異郷の煌姫〈1〉にて。

  •  ウォルの腹芸炸裂の巻です。
     策略や演技は苦手な武骨で温厚な王様なのかと思いきや、いつの間にか成長したのか初めからこうなのか、ウォルの「敵をだますにはまず味方から」がすごいです。だまされた味方陣が可哀想やら、ウォルにひたすら感嘆するやら……。
     一方バルロさんは容貌こそウォルに似ているものの、性格は正反対の虎か猪で、怒りのままに物語の中枢を突っ走る姿は爽快です。だけど対外的にはいけないことをしているわけで、盛大な顰蹙と王の怒りを買います。だからこそ、こっそりと北の棟でウォルにねぎらわれた瞬間は、何度読んでも泣きそうになります。そして舌戦に笑います。(「品のない会話だ」という台詞は私も大好きです。この巻で一番好きな台詞かもしれません。)
     そしてシェラは無理矢理に近い形ですが仲間入り。人形か死人のようなシェラの、この辺の話も好きですね。
     今後のシェラの活躍に特に期待しながら、全巻再読を目指します。

  • 食い入るように読んで、一瞬で読み終わってしまいました。
    舞台が現実離れしているから、一つの世界として確立された舞台があるから、本当に現実逃避になっていいです。

    読めば読むほど国王の器の大きさというか、人柄の温かさというか、素晴らしさに触れられてじーんとします。
    これは愛されるわけですね。
    国王と臣下の信頼の絆みたいなものも見れていい。ナシアスかっこいい・・・!

    少しずつ明かされるファロット一族の謎も今後注目です。
    そして、ゆっくり大切に読もうと思っていたけど、こんなラストだったらすぐに次の巻を手に取らずにはいられない。続きが気になる。

  • 隠密侍女を懐柔するお話し。いい人材をゲットしました。
    まだまだ序章な雰囲気ですねー。

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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