デルフィニア戦記 第二部 異郷の煌姫 3 (中公文庫 か 68-7 デルフィニア戦記 第 2部)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122042438

作品紹介・あらすじ

国王の下には押しかけ愛妾が出現し、王女にはタンガの皇太子との縁談が持ち込まれた。暗殺の次は策略か!?日頃は剛胆なウォルも無敵のリィも、敵国の謀議に激怒した。この事態に抗すべく両者の婚姻がデルフィニアの国を挙げて敢行される。が、厳粛な式の最中、急を告げる使者の叫びが聖堂に響きわたる。

感想・レビュー・書評

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  • 悪い人は本当に悪いけど、この人は悪くはなさそうという勘が当たってよかった〜っていうか進展が!!!!思わぬ方向に。
    頑なに拒むリィとその理由に納得。
    2人らしいセレモニーも、規格外な2人らしいよね。

  • ♯挙式
    ♯狼女

    相変わらずの安定感。
    こうして話は続いていくのだろう。

  • 第Ⅰ部「放浪の騎士」続編。
    3年後のお話です。
    3巻ですが、短編ではなく話は続いているけど事件が大きく3つか4つに分けて描かれている感じです。前巻もだけれど、リィは絶対に失敗しないし、ウォルも相変わらずお茶目だけど格好良くて周りの登場人物たちの個性も光っていて気持ちよく読み進められるのが魅力かなと思います。裏切りや味方が殺されるようなドロドロ物語が好きな方には向いてないかなー。私はそういう重いのも好きだけど、こちらはとても気楽に読めるので気分爽快で楽しいです♡

  • ラティーナが良い人でよかった。ウォルはちゃんとわかってたんだな。。
    リィの正体というか秘密には少しひいてしまった。普通の人間ではないと思っていたけどそういうことだったのか。。
    ウォルとリィの結婚なんて全然想像してなかったからえっ?と思ったけど、よく考えてみると確かに良い案。
    最後の丘の上での二人、良い雰囲気でした。

  • 異郷の煌姫Ⅲ

    190409読了。
    今年29冊目今月7冊目。
    #読了
    #茅田砂胡
    #デル戦
    #異郷の煌姫3
    ウォル国王が遂に結婚。
    結婚相手も、その理由も型破りなこの国王らしい。当然一筋縄ではいかず、新たな波乱へ放たれた矢のようなスピードで展開して行く。
    行動力、芯を通す強さ、一時の誤解も、振る舞いで正していく勇気。
    かっこいいし眩しい。憧れてしまう。

  • 201711

  • 他の国との王女の結婚をさせない為に王様と結婚する事になったリィ。本人としては中身は男だし、それだけじゃなく結婚なんて勿論嫌。さらに自分の秘密も明かした上でそれでもいいならと警告するもさすがウォル。ウォルが相変わらず空惚けながらもかっこいいです。その後のタンガが攻めてきたら誰よりも早く駆けつけるし、そんなときでもリィと中断された先を続けようとする。フェルナン伯爵の育て方の賜物ですね。

  • 異郷の煌姫〈1〉にて。

  •  紆余曲折を経て、リィとウォル結婚の巻です。
     この辺りは「王女グリンダ」の下巻に書かれていた流れと似ているけど、こちらの方がリィが結婚に渋っている感じがして私は好きです。
     結婚の障害として、リィの隠していた力。これはどうなのかな。グロいし、リィの無敵感がますます増長していって、あんまり好きになれなかったです。これだけ強いのに、剣を取り上げてなお秘密の凶器があるってどうなの……。
     それに素直に怖がりつつ、そばを離れないシェラが可愛いです。シェラは心の闇も晴れてきて、どんどん「使える次女(もしくは従者)」化してきていますね。ヴァンツァーとの戦いも魅せられました。
     ただ、ヴァンツァー戦でのリィの態度なのですが。「『だけど来てみれば一対一の勝負だからな。隠れて見ているだけのつもりだった』薄情なようでもそれが王女の礼儀であり、哲学である。」と明確に書いてあります。やっぱり第一部で、「何故バルロとナシアスの一騎打ちにリィは割って入ったのか」という疑問が再燃します。大好きなデルフィニア戦記ですが、この点だけはどうしても納得いきません。
     まあそこはともかく、この巻最後の数行で、王女の呼称が王妃へとランクアップしました。今後、王妃となったリィの活躍に期待しつつ、次巻も再読致します。

  • おもしろい!
    二部の2~の流れですごく面白く、二部の2の感想を書くのもとばして、三巻を一気に読んでしまいました。 
    三部の1もそのままの流れで とても楽しみです

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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