武揚伝 4 (中公文庫 さ 45-7)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122043008

感想・レビュー・書評

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  • 「幕末の幕臣達の中に“潰えてしまった偉大な可能性”」のようなものが「在ったかもしれない」というような具合に帰結する“大河ロマン”である『武揚伝』…初めて単行本が出たのは2001年らしいが、或いは「21世紀の名作」として読み継がれる作品かもしれない。

  • これは傑作! 明治維新を徹底的に幕府側からの視点で描いているところが新鮮。旧体制も新体制も受け入れられない男たちが蝦夷共和国というユートピアを目指すというストーリーを明治維新の裏側に見出した作者の慧眼に拍手。アンチ司馬史観、万歳!!

著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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