プチ哲学 (中公文庫)

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著者 : 佐藤雅彦
  • 中央公論新社 (2004年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122043442

プチ哲学 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • かわいい綴り換えの章、すごくいいっ!特にオリーブ好きにとってはキュンとしてしまう。

    佐藤雅彦のプチ哲学的日々もとても興味深く読ませていただきました。中でも《印象ということ》なんて特に。
    インショウ=impression=im+press かぁ…。なるほど。

    ふむふむ、なるほどなぁーの連続。
    日常生活の中で、ちょっとしたことに目を向けて考えるってことの面白さを教えていただきました。
    佐藤雅彦さんのおっしゃる『!』の生まれる瞬間に出会えたらうれしい。そしてそれを誰かと共有できたらもっとうれしいだろうなー。

    小難しい言葉を知らなくても自分なりの法則とかできちゃったらうれしいかも。

    ちょっとした発見こそがヨロコビだっ!

  • 憧れの佐藤さんの哲学が書かれているとあって
    購入してから度々読み返しています。
    本質的なことがさらりと綴られているので
    項目ごとに自分の中で改めて考えながら読んでます。

    とはいえ、こんな豊かな考えも方も感性も
    まだまだ身に付いてはいませんが、
    読む度にちょっとだけ世界が楽しくなる本です。

    考えれば深い事柄を
    こんなにかわいく、ほっこりした表現に落としこむなんて。。。
    やっぱり脱帽です。

  • 哲学書というと小難しいイメージがありますが、この本は「プチ哲学」というタイトル通り、イラストを使って分かりやすく哲学について書かれています。
    そのイラストの主役というのが、鳥だったり、魚だったり、冷蔵庫だったりで可愛い。

    ひとつ紹介すると、「ケロちゃん危機一髪」というタイトルで、
    右側のページに2匹のカエルがいて、1匹のカエルがもう1匹のカエルをドシンと池に押している。
    「あっあぶない」と見ている池の魚たち。
    それだけ見ると、イジワルなカエルだな~と思うけど・・・。
    左側のページはその情景の枠組みをもっと大きくしていて、実は側の木から大きなリンゴがカエルのいる所に落下している。
    つまり、そのリンゴに当たらないようにカエルはもう1匹を池に押しているんだと分かります。
    そしてその後の著者の解説で、
    『私たちは、ある枠の中でものごとを見ています。例えば、この漫画の右頁では、乱暴者のカエルが、ケロちゃんを池につき落とそうとしていますが、左頁を見ると、彼は落下するリンゴからケロちゃんを救おうとしています。このように、見る枠組みを変えると、同じ行為でも逆の意味さえもってしまいます。私たちがものを見ている時には、必ずある枠組みからものを見ているということを知っていなくてはなりません』
    と書かれてあります。
    こんな風な31のプチ哲学が紹介された本で、文庫本だし手軽に楽しめる事ができます。

    所で、本の扉に著者の写真があり、「この人、どっかで見た事あるな~」と思ったら、「バザールでござーる」のCMを作った人でした。
    当時、センスがよくて、可愛いCMだな~と思っていたので作った人も覚えてました。
    世間の風潮や流行に敏感な人で、メディアプランナーという仕事を通してもそれが身についているのだろうと思います。
    そんな鋭い目線と感性で、日々の何気ないことに気づき、それを哲学として楽しんでる。
    そんなことが伝わってきました。

  • 文章量も少なく、イラストが多めですぐに読み終わってしまいますが、中身は濃いです。
    忘れがちだったり、少し変わった物の見方をシンプルに教えてくれます。

  • ものの見方が、少しだけ変わって、
    ふっと、少しだけ、楽になる。

    あぁ、このように自分の置かれている状況も、楽になったらいいのにと、思ってしまいました。


    疲れているのでしょうなぁ。


    今、目の前に父がごろんと横になり、頭を触りながら、延々テレビを見ている。ぼそぼそ、ざわざわと、延々髪を触りながら、テレビを見続ける。

    髪を触る癖は、過度なストレスや愛情不足だとか、そういうのが原因であるらしい。


    およそ、過度なストレスを与えているのは私なんだろう。

    「いったいなぜ、退職してから4年間、何もせず毎日テレビを見続け、家にいないと思えば遊びに出かけ、夜遅くまでテレビを見、朝昼前まで寝続けることができるのか。」

    私にはわからない。

    そのくせ、他人に何か出来事が起こると(それはマイナスの出来事が多い)、嬉々として「自分の出番だ」とばかりに首を突っ込む。


    私にはそれが分からないし、信じられないくらいイライラする。

    そのイライラが、彼にストレスを与えてるんじゃないかと思う。

    そして愛情不足。


    わたしはこの「愛情不足の人間」に育てられ(育児なんかに関わってこなかったが。)「誰かの愛し方」なんてよくわからぬまま、その人間に「愛してくれ」とばかりに要求をされる(気になることがよくある。)。


    わたしは、「誰かを愛する。」とか、よくわからないのだけど、それ様の行動を求められて、実行するときにできるのは、「母の行動をまねる」ことくらいだ。


    大切だと思う誰かに対し、その人が喜ぶことは何かと考えてしてあげる。「してあげる」のはちょっと違う。したいと思うから、する。

    でも、うけとるのが苦手で。
    誰かに何かを求めるとか、何かをしてもらうということが、あまりうまくないし、ありがたいというより、「申し訳ない」としか思えない。


    結婚したいとか、そういう気持ちがないわけではないけれど、

    こんな人間といても、辛いだけだろうというのが、よくわかる。

    今目の前に横たわる人間が、私に与えるストレスを、

    私もその人に、与えるのだろう。

    そんなこと、させられないよと思うと、

    私は一人で生きていくのだろうと、思ってしまう。


    どうかこの、悪しき循環を断ち切る、プチ哲学がほしいと、願うのですが、

    自分で何とかしなくちゃ、どうにもならないようなので、


    私は今日も頭をめぐらす。

  • 佐藤さんの本にはいつも驚きと発見があります。
    僕の中の「現代の考える人」の一人です。

  • 古本屋で100円で売ってると、必ず買ってしまう本。他の人に薦めるより、自分の中で大切にしたい本。

  • もっと早く出会いたかった。日常でも目線を変えて見てみようと思うきっかけになった。私に子供ができたら読ませたい。わかりやすくてためになる。

  • 頭が凝り固まってきたな、という時に読む本。

    仕事の帰りにもう文字は読みたくないなと思っていても、

    このミニコラムはスッと心の中にはいってきて、可愛い絵に癒されます。

    視点を変えてみると違って見える風景、

    立場によってかわる考え・・・

    ちょっとだけ前向きになれます。

  • 佐藤雅彦氏というメディア・クリエイターの発想の源を知りたくて手に取った一冊。
    日常に寄り添った小さなヒントがお馴染みのイラストと共に記されている。

    “プチ哲学”とは、小難しく考えるのではなく、ささやかな物事を多角的により面白く見て考えること。
    メッセージを整理してシンプルに発信するというのがクリエイターの仕事であるとすれば、佐藤氏の特徴は、最大限にほどいた視点と方法で行っているその表現力にあるのかもしれないと感じた。

    Eテレ2355でシンガーソングライター・笹倉慎介が唄った「2匹の小魚」の原案も収録。
    あの唄に「自分の中に不変の価値を持つ」というメッセージがあったことを、今回この本を読んで発見することができた。

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ちょっとだけ深く考えてみる。それがプチ哲学。

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