- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122043664
感想・レビュー・書評
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感想
ほしいから仕方がない。家に帰って値段を知る。あ、そんなに高かったんだ。でも手に入れた満足感があまりに大きい。だから次の一目惚れを待つ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
"誰しも、衝動買いの経験があるだろう。著者はフランス語を教えている教授。著書も多数ある著名人。ワインとチーズに目がない。こうした日常品の衝動買いだけではなく、高価な物もついつい購入してしまう。
フランス訪問時に古本屋をめぐるときの作法の話はとても面白い。フランスの古本屋では、明確に探している本を告げないような冷やかし(ただ見ているだけの)客は相手にしてくれないのだそうな。そこで、希少な本で早々ありそうもない本を毎回店主に告げ、店内を探索するそうだ。ところが、ある日あるはずが無いと思っていた本が「ございます」と言われた時の心境がとても面白い。
この本のテーマであれば、とめどなくネタがあふれ出るが、日常生活を吐露し続けることにもなり、本気で取り組む場合は覚悟が必要で、著者の覚悟は十分に伝わってくる。" -
鹿島茂先生のハードな衝動買い日記。文章がおもしろく、2017年の読み納めにいい感じでした。しかし男性の買い物っていろいろプライドが絡んできて厄介なんだなーとも思いました。ふくらはぎは私も冷えるのでふくらはぎ温め器はほしい!
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(リリース:淳子さん)
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「女たちにはわかってもらえない、男の衝動買い心理をも絶妙に描写した顛末記。」
とのタイトル通りの内容。
最近はものを買わない若者が多いというが、誰でも「いいな」と思ったらあまり頓着せずに買うor買いたくなってしまうカテゴリのものはあると思う。
その決断をしてしまう際の自身の心理的葛藤と、周囲(家族)との軋轢、そして大抵の場合やっぱり買うんじゃなかったという顛末と、それにも拘わらず決して懲りない心理。
これを1つのアイテムにつき5~6ページで軽快に書いてゆき、なかなか面白い。
ザ・暇つぶし読書の最たるものな気はするが、自分の衝動買いの顛末を他人に語る際に、思わず本書の影響が出てしまいそうである。 -
衝動買い。気持ちはわかる。
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笑わせてもらった!
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腹筋マシーン、ワインに下着、毛沢東・スターリン握手像から挿絵本まで。
女たちにはわかってもらえない、男の衝動買い心理を絶妙に描写したエッセイ。
「衝動買いグッズたちのその後」も。
あるあるすぎる…!
女たちにはわかってもらえない、ってあるけど…わかる!って女性もかなり多いと思う-
ブログとかでも日記ジャンルが人気あるっていうのも納得。
ひとが豪快に散財してるのって見ていても楽しいもの。
近頃めっきり“お土産は消えもの”“欲しい物ではなく必要な物”ばかり買うようになり、自分の悪癖(フルコンプ!)がわかっているから趣味のものには手を出さない-
そんな堅実だけど面白くない買い物ライフを送っている身には、たまらなく輝いて見えます -
著者は大学教授(フランス語)。フランスの食品を衝動買いするくだり、とくにおすすめのチーズの項を読んで、思わずスーパーに走る。
ソシエテ社のロックフォールは、私には塩気が強すぎるかな。でもパッケージの工夫が素晴らしい。山羊チーズのクロタンは、後をひく味。(でも「糞」って意味らしい・・・。)これでワインが飲めたらねえ。つまんないねー、下戸。