イタリア謎だらけ: 名言で読み解いてはみたけれど (中公文庫 め 1-2)
- 中央公論新社 (2004年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122043695
感想・レビュー・書評
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読書録「イタリア謎だらけ」2
著者 タカコ・半沢・メロジー
出版 中央公論新社
p110より引用
“ーAlla lunga anche i santi
perdono la pazienza.(長すぎると、聖人た
ちも我慢ができなくなる=堪忍袋の緒が切れ
る)”
目次から抜粋引用
“家族 famiglia
食生活 prepria alimentazione
ファッションと美容 mode a cura
estetica
政治・経済 politica・economia
習慣と「今どき」の状況 aditudine e
stato attuale”
イタリア在住のフリーライターである著者
による、現代イタリアの問題点を、イタリア
の格言・諺を引き合いに出して解説した一冊。
家族の問題から政治問題についてまで、現
地在住による実体験を元に解説されています。
上記の引用は、執筆当時のイタリアのイン
フレについて触れた項での一節。
諺は世界中にあって、言い回しは違っていて
も同じような意味のものが存在していると、
外山滋比古氏の著作でも書かれていました。
しかし、格言・諺にはお国柄が出るもののよ
うです。その内容があまりにも自分たちの合
わない国とは、お付き合いの仕方をよくよく
考えたほうがいいかもしれません。
どんな国でも、万事うまく行っている事な
ど無いようです。2000年代初頭の状況なので、
現在では変化していることも多いでしょう。
EUも今後どうなるか分からなくなって来てい
ますし。
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この人の顔写真がついてた。
顔見たかったからよかった。 -
名言で読み解いてはみたけれど…って控えめなタカコさん。すごいわ、すごい!これだけエピソードをひっぱって来られる彼女に感服。引き込まれるようにあっという間に読んでしまった。ことわざは全て覚えたいくらい。イタリアで披露しよう。