三略 (中公文庫BIBLIO S)
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みんなの感想・レビュー・書評
七書と呼ばれる中国兵法書のひとつ。上・中・下と三種類ずつの「法」が記されている。上:賢人の扱い方、人心掌握術・中:古代以来の帝王のあり方・下:道徳の必要性と国の栄枯盛衰の原理の解明の仕方、と分かれている。単なる兵法戦略を書くというか、国をどうやって統治していくかを三段階に分けて書いていたような気がした。
心構えから説いた戦略書。
兵法が云々と言うよりも道徳重視のような…。
ただ、書かれていることは当たり前のようでなかなか実行はできないことばかり。この時代から人間は進化していないのだな、と思う。
リーダー必読の書。心構えとして必須だと思う。孫子の前に読むといいね。これも複数回読むべき本だと思う。
兵法書と言うより、上に立つものの心構えという感じです。
上略は将軍としての、中略は国としての、といったところかな?
特に「陣中で占いの類をやらせるな」「戦が終わった後の将軍派丁重に扱いつつ解任すべき」などは、孫子に見られない記述なので興味深いです。
古今東西の場所時空を問わず、兵法や戦略というものは古きものが取り上げられ、現代に通ずる者として解釈されます。孫子・呉子などは有名ですが、この三略も並び称される古兵学です。人生の壁に立ち向かうための、確かな栄養となるでしょう。簡潔かつ柔軟な機略に触れてみて下さい。
いかにして優れた人材を登用し、人心を収攬するか、また剛柔の使い分け、高官や役人の腐敗が招く害悪、人の上に立つ人間が備えるべき徳目などを述べる。今まで読んだチャイナ古典とくらべると人間関係や人事についての記述が多かったと思う。
上略で将は兵士と苦楽をともにすべしなんてのは現代の米海軍リーダーシップ本でも出てくるとおりでこれは古今東西変わらぬ原則と言えるかな。それから将たるものの心得とか。

老荘の影響を受け、組織の運営・管理に重点を置いた兵法書。軍事的な中身も見られますが、どちらかというとリーダー論が主題。現場のトップ、それを束ねる長の双方に関して言及が有り、現代における応用が可能です。...





