言葉の箱―小説を書くということ (中公文庫)

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著者 : 辻邦生
  • 中央公論新社 (2004年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122044081

言葉の箱―小説を書くということ (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 小説の書き方というのとはちょっと違う、小説とは? 魅力とは? 言葉とは? という小説を書く以前、根本についての考えが書かれてます。ハウツー本が役に立たない訳ではないけど、この本の方が、なるほどなあと感じるものがありました。物の見方とか勉強になりましたね。

  • 「小説の書き方教えます」といった本は
    スティーヴン・キングの「小説作法」しか読んだことがない。
    だが当時、マジメに小説を書く気などさらさらなかったので
    内容が記憶にない。

    だが最近、職業作家の方々がなぜこんなに次々と
    小説を書き続けることができるのか知りたくなったので
    数ある中から辻邦生氏のこの本を選んでみた。

    創作学校での講義をまとめたものだが
    小説のベーシックな部分が丁寧に語られていて
    実にわかりやすい。

    辻夫人によると、辻氏にとっての小説との関わりは
    自ら書くこと、そして小説とは何かを探索すること
    であったと言う。
    とにかく「いつでも書いていた」そうだ。

    それが、職業作家が小説を書き続けることができる理由だ。
    それは特別なgiftであって
    欲しがって得られるものではない、だろうな。やっぱり。

  • 「ぼくの見ているセーヌなんだ、ぼくの見ているノートル・ダムなんだ、ぼくの見ているルーヴルなんだ」というのはまさに! と膝を打って、視界が開けました。同じ理屈で、みんな一生に一度くらい小説を書いたら良いと思うし、読ませていただきたいと思う。書くことが、改めて喜びになり、書き続けることを励ましてもらえる本でした。

  • 「小説における記述は現実に所属していない。われわれの夢想、想像力、内面の世界のみ結びついて、それを外に表すものだということを、まず考えてください。」

  • 大学時代に、図書館に行ってなんとなく借りてみた本。

    借りた理由はただ文庫本で、字が他の本よりも大きくて、読みやすそうだな、という理由。
    それだけ。別に小説を書きたいから、とかそういうのじゃない。
    でもなんだか読んでると不思議と自分がボーッとしながら考えていたことが小説を書く上では大切なんだなって事に気付いた気がする。なんだか読んでいると気分がフワっと安心する感じ。
    あぁ小説家ってこんな風に考えてるんだ、こういう考え方っていいな、とかいろいろ。
    小説を作るために心のなかで色々と考えるのって、良いな、って素直に思った。
    そんな本でした。

  • この作品は電子ブックで読んだものである。著者の作法や小説に向かう態度がまざまざと語られており、楽しめたし、役に立った作品であった。

  • 07051
    03/01

  • 文章を書くとはどういくことななのか、そもそも小説とは何なのかを記した本。小説家を目指している人は一度は読むべき。自分が書いているものは何なのか、と考えさせられる。

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言葉の箱―小説を書くということ (中公文庫)の作品紹介

小説を書く根拠、目的、方法について、様々な例を挙げながら、生き生きした口調でわかりやすく語りかける。自身が担い続けてきた使命や文学の未来について、熱く説く様は次世代への遺言ともいえる稀有な作品。『小説への序章』にはじまり、『情緒論の試み』を経て「小説とは何か」という問いに対する最終的解答ともなっている。

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