- Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122044173
感想・レビュー・書評
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2011.11.21(月)¥315。
2011.11.23(水)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
桓武天皇の時代、長岡京への遷移、律令国家の統一に向けて東北地方を治めるべく動く軍と蝦夷の人々の攻防。蝦夷の首領であるアテルイ、罪を着せられて高僧の道が閉ざされた果安、魅力たっぷりに描かれる。京側の坂上田村麻呂もかっこよかった。
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吉川英治文学新人賞、解説:大野由美子
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澤田さんは多分始めて。重厚な歴史小説です。
テーマが平安時代の東北と言うことで、今まで未知の領域。読後に簡単にインターネットで調べましたが、ほぼ史実(と言っても色んな解釈があるようですが)に沿った内容になっているようです。
後半は東北の英雄・阿弖流為(あてるい)と坂上田村麻呂、二人の英雄の敵味方を超えた尊敬・友情と言ったものがテーマになります。それは面白い筋立てなのですが、もう少し書き込めなかったかな。
一方で、忍者・赤樫と耳無の扱いは秀逸で、女性作家らしく恋愛要素も適度に織り込まれ、全体としてはバランスの良い作品です。強いて言えばもう少し硬派な文体で読みたかったような気がします。北方謙三なら・・・・とちょっと思ってしまいました。
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京都の朝廷による東北支配に抗し、坂上田村麻呂と戦った、日高見(北上)の夷(えみし)の部族の首領アテルイの抗争を中心に描く。
大河ドラマを見ているようだ。 -
全1巻。
みじかい。
アテルイと田村麻呂の話。
高橋克彦にくらべて都より目線。
みちのく人としてはちょっと。