スカイ・クロラ (中公文庫)

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著者 : 森博嗣
  • 中央公論新社 (2004年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122044289

スカイ・クロラ (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 2016年12月22日読了

  • 思ったことは、綺麗な物語だった。ということ。とても抽象的で具体的な世界観が描かれておらず、わからないことだらけのままストーリーは進んでいく。いや、進んでいるのかすら、よくわからなかった。草薙水素は救われたのだろうか。だとしたら、カンナミは、誰が救ってくれるのだろうか。

  • 1番好きな本です。

  • 主人公のキャラクターに合わせてなのか全体的に淡々とした口調で書かれていた。視点こそ主人公の視点で書かれているもののどこか別に人の視点で語られているような雰囲気で少し不思議だった。

  • 以前に読んだはず。透明感のある作品で徹底的にきれいだがこのシリーズはストーリィが分からなくなることもしばしば。

  • よく分からないまま終わってしまった。途中何度も眠くなった本だった。実際、寝た。

  • 映画があったなー、くらいしか知らなかったのですがふとしたきっかけで読もうと思いました。
    なんですかこの世界観は。詳細に説明されるわけではないけれど、徐々に明らかになっていく状況と、真実と、一緒にほぐされていく物語。死ぬってなんだろう、と考えさせられる一冊です。

  • 各章にサリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』の引用(英文/日本文)があることからちょっと嫌な予感。
    昔読んだと思うけど、ぶっ飛び過ぎてよくわからなかった印象があるから。
    相変わらずロマンティストな理系の文章で、普通なら説明がある所に説明がないので、そういう意味では読みにくい。
    「戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供<キルドレ>」というあらすじに書かれたことは、作中の大半でほんの少しだけしか現れず、最後にわかるようなことなんだけど、なんの知識もなく最後まで読めるかというと、個人的には無理だなぁと思った次第。
    ただ、ラストはそう来たか、です。

    解説 / 鶴田 謙二
    カバーデザイン / 松田 行正

  • クールを通り越して空虚な少年少女がすがすがしく格好良かった。途切れ途切れで改行で空白の多い文章も良い。こういうのが鼻につく人もいるのも分かるけど、この軽さは無理やり引き伸ばしたからではないと思う。

  • 淡々と話が進んで最後に大事な説明がくる。
    衝撃をうけたというより不意討ちに近いと思うような話だった。
    この話独特の主人公たちの不毛な会話はなんとなく好きかもしれない

  • 映画も見ないと。

  • まるで厨二病のような言い回しやセリフ、ポエムのような文章はさすがにキツかったです
    設定や背景が曖昧すぎてよく分からないし、それさえ中身のなさを隠して意味有りげに思わせるためのカムフラージュとしか思えなかった
    まぁ、ポエムだと思って読めば読めなくもない

  • 村上春樹っぽい
    というのが最初の印象。
    いうほど村上春樹を知らないので、すっきりした文章と雰囲気だけ。
    物語の始まりから終わりまでを、このポイントに持ってきたのは意外だと思った。
    ここから始まるファンタジーは暗澹としつつ快活なんじゃないかと思うし、ここまでの物語ももっと活気がある描写になるように思うし、
    その間の、一番退屈で普通なら飛ばしてしまいそうな行間を
    これだけ長い物語にすることが、意外に思った。
    読み物だった。

  • 森作品のシリーズものの中で一番好みではなかった。結局すべては夢の中の出来事だったのだろうか・・?また先日の講演会でこの「スカイ・クロラ」シリーズのことも話に出てきましたが「ナ・バ・テア」以降の執筆の動機と言うか理由と言うか・・が不純すぎて読む気失くした... って、まぁ読むけどw

  • 永遠に大人にならない、作り出された子供「キルドレン」戦いの為に作り出された道具としての生命。人を殺した右手で食事もボーリングもする。何のために生まれてきた生命なのだろうか。

    これ一番最初に出たのにシリーズ最終章らしいです。読了した時の感想としては「さっぱりわからない」でした。でもとても気になる物語です。元々戦闘機物の漫画が好きだったので、エリア88のシーンとトップガンのシーンを組み合わせて想像していました。
    一体どんな話になって行くのか楽しみです。

  • いつか来る死を予感しながら飛行機を運転している姿が、日本で盲目的に働いているサラリーマンとリンクしました。これから社会へ出るとき、転職を考えているとき、など仕事での価値観を見つめ直す節目を迎えたときに読みたくなる本です。

  • 退屈を凌ぐことが、生きること。
    大人にならない、年をとらないキルドレにとって、生きることと死ぬことは、いることといないこととも捉えることができる。
    死なないことを願う人もいるが、死ねない時には、死ぬことを願うのだろうか。
    昔読んだ本で、死にたくないという感情を持つ時は、何かやり残したことがある時って書いてあった。
    キルドレにとって、飛行機に乗ることも、相手を撃ち落とすことも、ハンバーガーを食べることも、お酒を飲むことも、いつか撃ち落とされるのを待つ間の退屈しのぎでしかないのであれば、死にたいって思う感情は抱き得るのではないか。

  • S&Mシリーズをはじめとしたシリーズも好きだけど、こういう不思議な設定の話のほうが、これぞ森博嗣の真髄という味わいを感じる。

  • 僕は戦闘機のパイロット。
    飛行機に乗るのが日常、人を殺すのが仕事。
    2人の人間を殺した手でボウリングもすれば、
    ハンバーガーも食べる。
    戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供。
    戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話。
    森博嗣、渾身の一作が待望の文庫化!
    「僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。」

  • 映画を見てから前情報なしで読んだので結末が違うことにびっくり。考察サイト等を読むと作品に込めた思いが原作・映画で違うのではないかというものがあり納得。
    説明過多の時代にぼんやりとした設定を用意しつつ深い入りしない点が非常に新鮮であった。
    映画は基本的に原作に忠実であるが何点か相違点がありそういったところを追いながら読むのもまた楽しかった。
    森博嗣の文体やキャラクタは気取った感じがしてそれほど好きじゃないところもあるが、かっこいいなって思わされてしまう妙がある。

  • 人は“死”を恐れる。
    それが正常な状態だと思う。

    人は“自分がこの世界から消えてしまう”のが怖い。
    それが正常な状態だと思う。


     でも彼らは違う。
    正常ではないから。

    死ぬために生きる。
    死ぬために命を奪う。

    永遠の夢を見続ける彼らにとって、
    “命”とは軽いものなのだろうか。

    他人の命も
    自分の命も。

    綺麗だと言えるその気分を
    僕はまだ味わうことはできない。

    今は、死にたいという感情はないから。


    浸れた。

  • 再読。
    さいしょほどの感動はなかったな、なんでだろ…。

    独特の語り口と世界観がたまらない作品。

  • 僕は戦闘機のパイロット。飛行機に乗るのが日常、人を殺すのが仕事。二人の人間を殺した手でボウリングもすれば、ハンバーガーも食べる。
    戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供(キルドレ)-戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話。


    よく分からなかった。自分なりの紹介文が書けない、否、これ以上のものが思いつかないくらい理解できなかった。
    けしてふわふわのファンタジーで世界に入っていけないのではなく、もちろん疑問はたくさん抱えながらも世界としては結構リアル。でも何を読み取ればいいのかが掴めなかった。
    続編もあるようだが、もういいかな・・・ではなく、もっと知りたいので読んでみたいと思うような分からなさ。

  • 話の細部は不明なまま終わるが、暗い筋書きの割に文体がとても爽やか。人物はどの人とも共感は出来ないが、読みやすい。

  • 5月に入って晴れの日が続いて、きれいな青空を見ているとなんだか無性に読みたくなった。以前断片的に見た映画の記憶が、晴れた空の映像が多いものとして頭に残っているからだと思う。
    私は小説を読むときはいつも頭の中にそのシーンが映像で浮かぶのだけれど、このスカイ・クロラはどこを読んでいても、浮かんでくるのは青空だった。先入観と映画の情報があって全く初めて読むとは言えないから、まっさらな状態で浮かんだものではないけれど。そんな青い空の下を飛ぶのは戦闘機で、キルドレと呼ばれる戦死でしか死ぬことのない年をとらない子供たちが戦争をしている。私は飛行機にも戦闘機にも全く明るくないんだけれど、何となくコックピットからの眺めが頭に浮かぶ。描写が詳しくて、寝る前に読むと夢うつつな中で空を飛んでいたりする。読んでいると、飛びたくなる。戦争とは、かなしいもの、なのかもしれないけれど、そんな一言で表すことができるわけないけれど、この物語の中には、戦争に生きる意味を、術を見出している人間がいる。そして戦っていない者でも、何も荷担していないとは言えない、そういう世界なのだ、戦争が起こる世の中とは。そんなことが描かれていた。晴れた空の下に広がる物語は、美しく、どこか寂しかった。

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