西の善き魔女 (1) (中公文庫 お 65-1)

著者 :
  • 中央公論新社
3.82
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本棚登録 : 2082
感想 : 229
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122044326

作品紹介・あらすじ

舞踏会の日に渡された、亡き母の首飾り。その青い宝石は少女を女王の後継争いのまっただ中へと放り込む。自分の出生の謎に戸惑いながら父の待つ荒野の天文台に戻った彼女を、さらなる衝撃が襲う。-突然の変転にもくじけず自分の力で未来を切りひらく少女フィリエルの冒険がはじまった。胸躍る長篇ファンタジー、堂々開幕。

感想・レビュー・書評

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  • まだ空想ばかりしていた頃の私がとても喜びそうな話だなーと思いながら読んでいましたが、いい年した今の私でも割と喜んでしまいました(笑)

    夢見がちな女子にとってはまるで教科書にしたいほどの美味しいとこどりストーリーです。
    苦手な人はとことん苦手そう。

    ストーリーもさることながら魅力的な登場人物が印象的でした。
    とくにホーリー夫婦は本当に良かった。

    男性読者には勧めにくいけれど永遠の乙女のみなさんには読んでもらいたいです。

    2013.1.3

  • 自らの手で大切なものを守るための旅。
    続きも気になる。

  • レットデータガールと同じ作家さん。
    一見普通の少女というか、むしろ世間を知らない少女なんだけど、実は……的な展開が好きなのかな?

    母親を早くに亡くし、研究に夢中でこっちをなかなか見てくれない父親とその弟子。そしてその人たちを世話してくれる親切な隣人夫婦の元で、貧しくても幸せな日々を送っていたフィリエル。

    女王の誕生日のお祝いの日に、母親の形見としてもらったペンダントをきっかけに、フィリエルの人生が動き始めます。

    こういう展開が嫌いでは無いので、フィリエルを応援しつつ読みました。次巻が楽しみです。

  • とある王国の片田舎に住むフィリエルは15歳。
    女王生誕祝祭日の舞踏会に憧れるような、なんの変哲もないごく普通の女の子だった。
    その舞踏会に、母親の形見のペンダントを着けて行ったことから、思ってもみなかった事件に巻き込まれてしまうのだった。

    まだまだ導入部で謎だらけだけれど、前向きに自分の手で未来を切り拓いて行こうとするヒロインと、色彩豊かに情景を描き出す筆致のせいか、透明水彩画を見ているような清らかさが漂い、希望に満ち溢れてる。
    ハッピーエンドの予感ひしひし。
    こういうのが、やっぱり好きだ。

  • わーー!!
    これーー!!

    この1巻を読んでしまったせいで当分寝不足やったなぁ
    読んだのがけっこう前のことで、細かいところは忘れつつあるけど、とにかく好きな本。
    これきっかけでファンタジーにはまった。
    ルーンが好き。

  • ぎゃああひいーーおもしろっ!!!
    7年ぶり?くらいに(もっとかな)読んだのですが、
    ちょーーー面白かったです。非の打ち所がない!

    わたしはぎょっとするくらいおめでたい頭の持ち主なので、推理小説も何度も楽しめるくらい忘れっぽいので、「これはオモチロイ!だいすき!」と思った本も、あらすじすっかり忘れちゃったり、そもそも何がそんなに面白かったのかとか、ひどいときには面白かったことや、読んだかどうかとかも忘れちゃうのですが、
    さすがにそれは虚しいので、本当に面白かった本は昔読んだものでもタイトルと面白かったというか印象だけは覚えているようにしてます

    で、この「西の善き魔女」は高校生の頃読んだのですが、もんのすごく面白くて、大好きで、10本の指に入るわーと思ってました
    でもそれは高校生のときだし、あれから月日も経ち、一応少しは大人になって、同じようには楽しめないかなーでもいつかまた読みたいなあと思ってました。
    で、先日ある男の子にすすめて見事撃沈して、「え?これって面白くないの?」と無性に心配というか不安になったので、読んでみました。

    そしたらさーなんだよ超おもしろいじゃん!
    この面白さわかんないなんて頭わいてんじゃん?(ってこれは言い過ぎ。笑)
    すごい面白かったです。
    ひとむかし前の少女マンガ的王道な展開も、王道といいつつ謎に満ちててドキドキするし、
    美男美少女のオンパレードも許せちゃう範囲内だし
    なにより荻原さんの作品特有の幼馴染の描き方がなーたまんないなあ
    ルーンかわいい!なにこのこ!

    もう全然文章まとまらなくてひどいですが、本当に面白かったので、なんか安心しました。
    こどものころ好きだった漫画やアニメって大体は大人になっても好きだったりするけど、中には「どこが面白いんだろう?」とか「思ってたよりこどもだましだなー」とか「くだらないなー」って思っちゃうものもあるので
    変わらず面白く感じられたのでよかったです。
    文庫版は8巻まであるんだなー
    読みたいけど面白いのはわかってるから、お正月とかひまなときにまとめて読もう^^

    • yukkeさん
      >nyacomaruさん
      非の打ちどころがない、って言ってたんですね~3年前・・!
      そして今も変わってないです^O^
      女の子向けなファンタジ...
      >nyacomaruさん
      非の打ちどころがない、って言ってたんですね~3年前・・!
      そして今も変わってないです^O^
      女の子向けなファンタジー小説なので、そのおつもりで!おすすめです!
      2012/08/21
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「~3年前・・!」
      3年前に残してくださった言葉を読んで、本を手にしてみようと思う人間が居る。面白いですね。
      「~3年前・・!」
      3年前に残してくださった言葉を読んで、本を手にしてみようと思う人間が居る。面白いですね。
      2012/08/28
    • yukkeさん
      >nyancomaruさん
      そうですねーおどろきです!
      あんまり人に読まれるのを想定してない文章なので今見るとちょっと・・(笑)
      >nyancomaruさん
      そうですねーおどろきです!
      あんまり人に読まれるのを想定してない文章なので今見るとちょっと・・(笑)
      2012/09/06
  • 予想外の展開が続き、面白かったです!

  • 5/10.
    雰囲気はいい。予想付かない進み方もいい。アデイルは腐女子で笑った。

  • 2023年12月3日購入。

  • 「舞踏会の日に渡された、亡き母の首飾り。その青い宝石は少女を女王の後継争いのまっただ中へと放り込む。自分の出生の謎に戸惑いながら父の待つ荒野の天文台に戻った彼女を、さらなる衝撃が襲う。-突然の変転にもくじけず自分の力で未来を切りひらく少女フィリエルの冒険がはじまった。胸躍る長篇ファンタジー、堂々開幕。」

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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