西の善き魔女 (1) (中公文庫 お 65-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122044326

感想・レビュー・書評

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  • 全8巻再読
    『流血女神伝』よりもっとジェットコースターに
    天衣無縫な主人公が暴れ回るお話
    外伝1とか「こんなあざとかしこい娘がいるか」と
    わかっていてもつっこまざるを得ない
    『RDG』に比べると話が雑で
    押さえた表現でキャラクタを立てるのもやりすぎ感あるが
    それでも上へ下への大活躍は楽しく読める

  • 荻原規子さん唯一の(?)西洋風ファンタジー。
    思っていたよりもラノベっぽかったけどとても面白かったです。
    ラノベ脱却をかかげつつも、少女小説でニマニマ(笑)

    とにかくやはり荻原さんは世界設定が素敵ですね。
    荒野に天文台、さらに舞踏会!
    そして主人公の出生の秘密…。
    王道のところもありつつ、でもこの先が予想できず。
    続きもよみます!

    私はルーンがすごく好きですね。
    ぶきっちょくんな感じが。
    フィリエルの健気なところも大好きです。
    大きなものに自分が子供だと知りつつも立ち向かっていく姿は、とても憧れます。
    小説の中だからできることなのでしょうけど…。
    2人には幸せになってほしいですね…色々な意味で。

    そして私はロウランド家の兄妹がどうにも信用できません…
    今の所悪い人ではないけれど、貴族だし、女王候補だからでしょうか。
    2人とも面白いキャラなんですけどね〜
    どういう役割を担うのでしょうか?
    願わくはずっとフィリエルの味方でいて!

    そして、どうしても気になったこと。
    なぜアデイルの趣味が…あっち系なのでしょう?
    周りにそういう人がいっぱいいて慣れましたが。
    荻原さんってそういう設定書く方だったんですね(゚o゚;;

  • 荒野に住む少女フィリエルと天文台で禁忌の研究を行う父の弟子ルーン。出生の秘密を知ったフィリエルの冒険が遂に始まる。
    漫画で全部読んだのでストーリーはわかっているのだが、当然ながら原作の方が描写が細く、いろいろと分かって面白い(が、漫画版の出来がすごく良いことも分かった。)。とりあえず、シリーズ全巻一気読みの予定。

  • 十五歳の少女、舞踏会、王女の末裔、秘密を持った家族ときたら、これまた乙女の好きそうなシチュエーション満載で始まった物語には、ちょっと陰のあるヒーローに、典型的な正統派のヒーローと主人公に深くかかわってくる美人な女友だち。
    実に荻原さんらしい始まりでした。
    ファンタジーでありながら、現世に関係のある物語がところどころ挟まれる矛盾した世界は、次作以降で明かされる謎な部分なのでしょうか。
    …アデイル、腐女子…?

  • 「―――どんなことがあっても出てきてはだめだ。七匹の子ヤギの下の子みたいに、たとえ兄弟が狼に食べられたって、動いてはだめだ」
    ダークな話を好む傾向があり、導入から主人公がドン底に落とされると、「よし!」っと、喜んでしまうのです。その後の展開が面白そうだから。作者の枷が緩そうだから。

  • 好みと合わず。

  • 面白かった。引き込まれるように最後まで読んでしまった。
    登場人物の掛け合いが楽しい。
    フィリエルの素直さとルーンの不器用さがかわいかった。

  • お城の舞踏会で出生の秘密、博士の失踪とルーン奪回。おもしろかった!続きが見たい。

  • ファンタジー要素の強いシンデレラのような、冒険譚のような。とにかくぐいぐい読ませます。先が気になって仕方ない!っていうかアデイルのBL作家話は必要だったのか。いや、そこが妙に年齢的にリアルだったからちょっと笑っちゃいました。

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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