日本の歴史 (8) 蒙古襲来 (中公文庫)

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著者 : 黒田俊雄
  • 中央公論新社 (2004年12月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (579ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122044661

日本の歴史 (8) 蒙古襲来 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 他の巻に比べ筆者の主張が前によく出てくる。惹かれる部分もいくつかあるけど,やっぱり主観が混入すると古びやすいのだなという印象があります。マルクス臭。あとこれは筆者のせいではないですが,この範囲は理念のない権力闘争でいつの間にか組織が分裂していくといういかにも日本人的な展開が多く,胸やけ。笑

  • 初版は今から40年以上も前のはずだが、古さを感じさせない。行間から鎌倉後期の社会の姿がいきいきと立ち上がってくる。あとがきを読むと、著者は「人殺しの道具である武器を博物館で丁重に展示するのはおかしい」など少し残念な考えも持っていたようだが、本文はしっかりしていて万人の批評に堪える。あくまでも通史なので、蒙古襲来に関する記述は全体の1/4程度。

  • 本書は、戦後の日本中世史研究を「権門体制論」の立場から牽引してきた黒田俊雄氏により一般向けに書き下ろされた通史の一巻である。論述されている時期は所謂”元寇”の時代としての12世紀後半から末期、鎌倉幕府の終焉にあたる時期であり、幕末の”黒船来航”と並び、日本の中世社会が構造的に大きく変動し始めた時期である。「権門体制」とは解りやすくいえば、中世日本の王権が”武家””公家””寺家”の三者、殊に武家と公家(この中には当然のことながら”天皇家”も含まれる)が相互に補完する”寄せ木細工”的な国家形態である、とする見解である。「律令」の規定からはみ出す形で誕生した武家(=幕府)は現実としての統治能力を持ち出し始めていたが自らの依って立つべき”法的根拠”を未だ持ち合わせてはいなかった。他方の公家(=朝廷)はその法的根拠に基づく地位を持ちながらも現実としての統治能力など全く持ち合わせていなかった。”現代的な国家像”でこうした複数権力が存在した時代の国家像を観ようとすることには意味はない。なぜならその前提そのものを適用することに無理がある。そこには幾重にも重なる支配の原理が存在するからである。

  • 鎌倉時代の中期〜末期

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