日本の歴史12 - 天下一統 (中公文庫 S 2-12)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122045224

感想・レビュー・書評

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  • 「天下統一」ではなく「天下一統」としていることが興味深い。本巻の冒頭でも書かれているように、もともとは「天下同一」だったものが次第に「天下一統」なったため、本巻ではこのような表現を用いているのだろう。

    本巻では主に、織田信長と豊臣秀吉の天下取りについて書かれている。また、当時の文化や風俗、仏教についても触れられている。本巻になるとキリスト教の布教についても詳しく書かれるようになる。

    武将たちの人間関係については詳しく書かれてはいないが、そのあたりは歴史小説を読めばいいだろう。

著者プロフィール

一九一四年(大正三)、石川県に生まれる。三八年(昭和十三)、京都帝国大学文学部国史学科を卒業。日本史研究会の発起・代表委員。立命館大学教授、京都大学人文科学研究所教授、同所長、京都国立博物館館長、日本学士院会員を歴任。部落史・女性史・地方史の開拓に貢献。九〇年、朝日賞受賞。九八年(平成十)、逝去。『古代国家の解体』『中世社会の基本構造』『中世芸能史の研究』『民衆生活の日本史』『紅と紺と』『京都の歴史』『町衆』などの多数の編著は『日本史論聚』(全八巻)に収録。自伝『一歴史家の軌跡』がある

「2019年 『日本史のしくみ 変革と情報の史観』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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