日本の名匠 (中公文庫)

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  • 中央公論新社 (2005年7月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122045583

日本の名匠 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 歴史の中の刀匠、陶工の事跡を辿る短編論考集。後半は歴史エッセイ集。

  • 最高におもしろい本ででした。
    「日本の名匠」を読み始めてから、毎夜読書の時間が来るのが待ち遠しくてなりませんでした。
    刀鍛冶や茶碗焼きの名匠の列伝を中心とした内容ですが、そのすべてがおもしろかったです。
    特におもしろかったことを点描すると。

    まず、虎徹。
    近藤勇の差料として有名ですが、海音寺潮五郎は、贋物説を取ります。贋物といっても、元は、清麿。これも恐ろしく斬れます。その刀は、池田屋の変でも、活躍し、刀に大きな痛みは生じなかったということです。
    虎徹は、古鉄、ともいわれ、古い時代の鉄を材料に用いたそうです。

    次に、宮入昭平。
    昭和期の名工です。刀匠として人間国宝に認定されています。
    人間国宝になる技の持ち主ですが、徴兵され、兵として辛い軍務にも就いています。宮入昭平は、軍隊時代に、軍刀を打つことを命ぜられますが、仕事の手を抜くことができない律儀者で、数打つことが出来ず、苦労したようです。

    もう一つおもしろかったのは、新潟の紀行文です。
    新潟は、長岡の外港的役割を持つ港町で、江戸時代から多くの富をもたらしたとのこと。わたしは、長岡も新潟も、行ったことはありますが、当時は格別感慨も持たず歩いたため、あまり印象に残っていません。今度の春に、新潟地方を訪れ、この本を片手に旅をしたいです。特に関屋分水を見てみたいです。

  • タイトルは名匠だが内容は歴史エッセイ
    海音寺氏らしい切り口で面白く書かれていて面白かった。

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日本の名匠 (中公文庫)の作品紹介

歴史小説の巨匠が独特の史観を通して、虎徹、山浦清麿、古田織部正、長次郎、本阿弥光悦、乾山、仁清など日本の代表的名匠の謎に包まれた生涯を解き明かす。また、平将門、平清盛、上杉謙信、西郷隆盛など歴史上の英雄や武将の知られざる側面を現代の眼で生き生きと描いた「武将の運命」を併録。

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