西の善き魔女〈7〉金の糸紡げば (中公文庫)

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著者 : 荻原規子
  • 中央公論新社 (2005年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122045965

西の善き魔女〈7〉金の糸紡げば (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 西の善き魔女、外伝1。
    ルーンに対して過保護なフィリエルが出来上がるまでのお話。
    ここまで読んできて、突然、上橋菜穂子さんの精霊シリーズや梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』を思い出した。
    それらと比べると、このシリーズはなんとなく深みが足りない感じだ。それがイマイチのめり込めなかった一因かも、と思い至る。

    8歳のフィリエルと、15歳になった本編のフィリエルとの独りよがり度がそれほど差がないように見受けられるのはいかがなものか。
    ルーンがフィリエルに対して密かに決意したことに、ちょっとギクっとした。
    あれれ、フィリエルのこと好きになれないなぁって思ってたのは、近親憎悪ってヤツ?

  • 西の善き魔女本編を読んでから読みました。

    物語は主人公の幼少期時代のお話で、フィリエルとルーンの2人が好きな私としてはなかなか楽しめるお話でした。物語も本編と比べゆっくり進んでいるぶん、入り込みやすかったと思います。

    しかし、小さい女の子が人殺しを決意し、肉切り包丁持って出かける様子を想像して戦慄したのは私だけでしょうか…。フィリエルちゃん怖い。

  • 終わってなかったー
    よかった‥

    フィリエルのちっちゃい頃のはなし
    ルーンが天文台にやってくる
    エピソード1的な

    ルーンかわいいなぁ
    かわいいかわいい
    たまらん

    あと1巻だよどうしよう
    読むのが勿体無い本って
    わたし的にめったにない

    昔読んでおもしろくて
    またいつか読みたいと思った本が、時間がたってもこんなにも面白いということに、
    感謝というか
    ラッキーというか
    うれしいなぁ

    一読して面白くても、
    再読することがほとんどないので、再読すること自体そうとう面白い(はず)と思っています

    5本の指!に入るかも(>_<)

  • 外伝だった…!
    遠い昔の思い出。フィリエルが不憫でならない。愛されたい、愛されていると実感したいのは当たり前だと思う。
    ルーンを殺したいほど憎むのは、彼女が残酷だからではなくて、幼いからだと思う。
    いまはやっと幸せなのかな。そうだといいなあ。

  • ルーンがセラフィールドに来た出会いの話。弟や妹ができたときの姉がきっと一度は思うかもしれないことを経験するフィリエル。でも実際行動に移そうとするところはすごいです。この時点では姉弟であり、二人とも年相応に悩む姿が微笑ましいです。しかし結局ディー博士の消息はわからないままですね。

  • フィリエルとルーンの子ども時代の話。
    ルーンがセラフィールドにやってきたところから始まります。
    数学的頭脳、記憶力は天才といってもいいくらいのルーンですが、育った環境のせいで最初は全くしゃべらない従順な子どもであったと。
    自由奔放なフィリエルの子どもらしさに感化され、徐々に本来の性格を表してくるようになるのです。色のない世界から、満ち溢れたフィリエルのいる世界に放り込まれたルーンは、そりゃひな鳥が慕うようにフィリエル一筋になってもおかしくはないのでしょう。
    フィリエル自身も、父である博士に認めてもらいたいばかりにあれこれとやった挙句、ルーンを殺すことにしたというくだりがそりゃもうルーンにとっては斜め上の発想で危なっかしいことこの上ないと思われても仕方がない。八歳の子どもが肉切り包丁抱えて決心するんですからね。将来のロウランド家の苦労なぞ何のそのという感じですね。

  • 落ち着け・・・『フィボナッチ数列』を数えて落ち着くんだ・・・。『フィボナッチ』は黄金の『数列』。私に勇気を与えてくれる。

  • 「博士がこれをくれたから、もう彼じゃない。もう少ししたら、なれるかもしれない」
    「何になれるって?」
    聞こえなかったと思って、フィリエルは聞き返した。すると、ルーンは、どことなく恥ずかしそうに口にしたのだった。
    「__ぼくに」

    ルーンがフィリエルの名を呼ぶたびに、なにかたまらない気持ちになりました。

    フィリエルの、子供らしい無邪気さと思い込みやすいところが可愛い。
    ルーンの、大人びているくせに意地っ張りなところが可愛い。
    ホーリー夫妻も、ディー博士も、それぞれに素敵な人たち。
    厳しくも穏やかなセラフィールドでの暮らし。
    みんなで雪玉投げに夢中になる場面が好き。

    次はとうとう最終巻。フィリエルはもう18なのね。どこに着地するのか見届けよう。

  • フィリエルとルーンの出会いの話。ルーンが徐々に人間らしくなっていくとともにフィリエルが嫉妬を覚え殺そうとまでするあたり衝撃的だったけどその時のルーンの対応にまたこみ上げてくるものがあった(理由を知ってるだけに)。本当の父親がいながらホーリー夫妻とともに住んでいるフィリエルの父親に対する複雑な感情も見えましたし、外伝ではあるけれど本編以上に素晴らしく感じました。

  • フィリエルとルーンの子供時代のお話。特に大きな事件があるわけではない、ルーンが来てからのセラフィールドの生活を綴った1冊。
    にもかかわらずラストシーンはぐっと来てしまう。
    特にホーリー夫妻の優しさが身に染みる1冊だけに、旦那さんの最後を思い出して胸が痛くなる感じ。他人の子供にあれだけの愛情をかけられるのはすごいなぁ。

    そしてずっと疑問だったフィリエルとルーンの結びつきがよく分かった1冊でもあった。今までの巻でこの二人の結びつきがあまりよく分からず、突然のラブラブ展開においていかれたりもしたけど、この巻を読んで良く理解できた。もう一度読み返したら、本編の受け取り方も違ったものになりそう。

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