西の善き魔女 (8) (中公文庫 お 65-8)

著者 :
  • 中央公論新社
3.79
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本棚登録 : 932
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122046276

感想・レビュー・書評

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  • 6巻目で終わりと思いきや、まだ続きがありました。

    フィリエルとルーンの新たなる冒険。どちらかと言うと、ルーンの方が大変だったかも?

    ただ、急に状況が変わって、いっきに話が進むので、あれ?と思うところもありましたが、これはこれで良かったのかなと。

  • フィリエルは本当に強い、たくましいです。ルーンも弱い部分をもっていてこそなので、いいと思います。途中のバードを育てよう!なところはほんと文章にはあまり書かれていないものの相当苦労したと思います。主人公強い。後日談のようなものがあったらなと思えるくらいまだ読んでいたいですね。ほかのひとたちはどうしているのかとか、アデイルとか、ルーンの家族?とか。

  • うーん…ちょいちょい不満はありながらも8巻まで読めたっていうのは、ある程度面白かったということなんだろうな。
    ただ時系列的にはこの巻が最後だけど、すっきりしないな。
    結局どうなったのか、どうなるのかよくわからないし。
    そしてレアンドラが主人公だったらよかったと再認識した。

  • 外伝だけど、本編…みたいな感じです。
    まだまだ困難は続きそうですが、ひとまず区切りはついたのかな、と。

    酒飲みのバードが微笑ましい。

    フィリエルとルーンがちょくちょくラブラブしてて、にやにやしました!

  • フィリエル・バードとルーン・バードの旅。
    2人してバードと合わないのに、よくがんばってたね…。
    バードにイラつくのわかるよ。特にルーン。
    レアンドラの株が急上昇した。ルーンと同じなのね。
    カインとレアンドラのカップリングはいいんじゃないかと思いますよ!
    フィーリの言動はムキーってなるものが多かったので、フィリエル・ルーン・バードの3人でがつんと言ってくれてすっきりした。
    大きな問題は片付いてないけど、最後はらぶらぶで終わっていたので、いいかなって思えました。

  • 図書館でノベルス版通りの順番で借りて、ようやく読み切りました。

    本編に出てきたキャラクターたちや外伝に出てきたキャラクターを交えつつ、5巻までで消化不良だった世界観情報を補完し、なおかつフィリエルは初めての「子育て」を体験し、ルーンは自らの心の闇と対面して──

    という、なかなか内容の濃かった1冊でした。正直、世界観に関してはこの外伝1冊で治められる内容量じゃないような……と感じました。駆け足で説明しちゃってるのが勿体ない。けれど、それでも楽しめる面白い作品だったと思います。

  • I was so sad that it was all over.

    It wasn't really the best conclusion she could have written... When I was on the last page, I thought, "What? That's it? Noooooooo..."

    But my overall rating for the whole series is 5 stars! Thank you 荻原規子 for creating such awesome characters like フィリエル and ルーン!

  • 「どれだけ否定されようと、ぼくはこういう者だ」

    外伝のはずですが、位置的には本編の続きです。
    今回は2人の試練編です。
    ルーンは自己を見つめなおすまっとうな試練なのですが…
    フィリエルはなんと子育て!
    結局”めでたし、めでたし”といった風に完結することはありませんでしたが
    そこがむしろ良かったと思えます。
    フィリエルたちがこれから向かっていく難題を一緒に見たいとは思いますが、
    それがどういうものか想像するのもおもしろそうだと感じました。

  • 全編を読み終えてみて言えること。  恐らく作者の荻原さんがイメージしていたこの物語の構想っていうのは、この冊数で収まりきれる内容のものではなかったのだろうなぁ・・・・ということです。  と、同時に、児童文学からスタートしつつもどこかで「児童文学のリミッター」を外していった上橋さんに対し、あくまでも「児童文学のリミッター」を自らの枷として書き続けていったのが荻原さんだったのではないか?  そんな気がします。

    本来なら本編とは別物として扱われるべき「外伝」部分を読んで初めて、ルーンがどうしてルーンたりえているのかということも、フィーリ(賢者)とバード(吟遊詩人)が何者なのかということも、この世界が本当のところどういう姿・思想の世界観なのかということも、結局「外伝」にあたるこの「金の糸紡げば」と「真昼の星迷走」、そして既読の「銀の鳥 プラチナの鳥」を読んで初めて納得できた・・・・というか共感できたような気がします。

    そうやって考えてみると、おそらくオリジナル本の5冊では収まらなかった・・・・というのが本当のところなのではないでしょうか?

    (全文はブログにて)

  •  んあー。読み終わってしまった。もっと読んでいたかった…。外伝とか、もう出たりしないのかなー。レアンドラの話とか読みたい。レアンドラ、この物語では悪役っぽいけど、私は好きでした。

著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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