- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122046481
感想・レビュー・書評
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綺麗な言葉や耽美な表現に浸りたい時にはぴったりでした。
時々ゾッとするような台詞で現実に引き戻される場面は本当に目が覚めるようでとても良かった。
ただ少し冗長というか、くどいと私は感じました。
三分の一くらいにまとめてくれないかなと…笑 -
収録内容は以下の通り。
本編(2002年1月-5月、7月-11月 発表)
吉田伸子: 解説
テレビで見て知っていた「ヒョウの面白いおばちゃん」の作品が気になり、初めて読んだ作品。
十節あるうちの最初「うつくしき時」を読んですぐに只ならぬメッセージを感じつつも、それがハッキリしないまま最後まで読んだ。
その後に、吉田伸子による解説で夏目漱石の「夢十夜」が挙げられていて、納得がいった。大正という時代設定に加えて「花代子」のネーミングなど、とても深い。
今までの「ヒョウの面白いおばちゃん」という印象に加え、歴史や世相を見る鋭い観察眼を持った人物だと知った。 -
岩井志麻子版の夢十夜。そして胡蝶の夢。夢なのか現実なのかとぐるぐると巡る様が癖になる。これはなに?ホラーというか、幻想小説というか。女学校とは一体なんなのか。「地獄だわ」とにかく甘美な地獄だった
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内容はイマイチぴんとこなかったんですが、ただこれ、海外の、シュールな女性アニメーション作家でアニメ化したら面白そうだなと思いました。
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耽美な大正ロマン&ゴシックホラー。
夢か現か幻か、結局何だったんだろう?
つまらなくはなかったが、最終的には理解不能。 -
お嬢様ものが読みたくなり、岩井志麻子作品を初めて読んでみた。
読み進めれば読み進めるほど、花代子と月絵、そして女学校があやふやになる。ドォルズ・ハウス?それとも、すべてが妄想?
ねっとりとしていて、靄がかかったような世界観なのに、どきどきする。不思議な読後感。
解説で自由戀愛がオススメされていたので、今度読んでみたいと思う。
2013.06.18 -
何処までが夢で、何処までが現実で、何処までが妄想なのか、全ての境界が曖昧なお話。
華美な文章は素敵だけど、結局理解がついて行かなくなってしまいました。
女学校とは一体どういう存在だったのだろう。 -
内容無いのに文章だけ華美に盛り過ぎ。読みにくい。たいくつ。