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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
絶望やグロテスクっていうものは実は帰巣本能を持っていて遠くに捨ててもまた自分のもとに帰ってくる。なので彼らと折り合いをつけるのが一番効率がいい。
7/2 読了。
小説として素晴らしい、これもある種のネバーエンディングストーリーだ。それを最小限の言葉で簡潔に仕上げているのがまたすごい。ただやっぱり動物がひどい目に遭うのは…。
元劇作家の老人コウクロフトは、たまたまテレビ出演中に口走ったことから仕事を干されて、今はイタリアに住んでいる。 何度か恋人が出来たが、いつも男は出て行った。 40歳以上年上の男が好きだという美少年は、かって老人を裏切った男の元へ。 孤独な暮らしで、犬ももう飼うまいと思っていたが、2歳ぐらいの野良犬が迷い込んできて、飼うことになる。 ティモレオン・ヴィエッタと名付けて可愛がる。 どこにでも... 続きを読む »
そう。人生は上手くはいかないものなのよ。
人生は残酷なものなのよ。
そう。たとえ物語の中であったとしても。
思うようにいかない、どうなるかわからない、何が正しいのかわからない。でも自然。生々しいけどそれが良い。自分には、良い本だった。
色んな世界が詰まった素敵な本。もう少しのところで閉ざされる救いのなさが、他の書と一線を画するひとつのポイントではないかなと思う。
捨てられた犬は、飼い主の元へとひた走る。残酷な運命を横切りながら。人生はこんなにも残酷で不条理で、なのになぜか美しい。動物のほのぼのモノをお探しの方は、間違っても手にとられないよう。






