海のふた (中公文庫 よ 25-4)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122046979

感想・レビュー・書評

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  • 映画を先に観た後、原作購入。
    映画のシビアな作りの方が私好み。
    かき氷はやはり食したくなる。

  • 2015.5.30:地元に戻りかき氷屋を始めたまりと大切なおばを亡くしたはじめちゃんの夏の物語。純粋な気持ちを持った2人と、海、山、星、、、自然に溢れていて子供の時に戻ったような気持ちになった。大切な気持ちを忘れないようにしようと思った。

  • 好きだなあ。こういう純粋な気持ち。心が洗われるような小説です。

  • 久々によしもとばななさんの小説を読みました。

    文頭からいきなり心に響く本…

    少し暗くて?でも明るくて強いお話です。
    人間として未熟すぎる私(笑)には、とても糧になる本でした。

  • ノスタルジック。
    この小説ははじめから終わりまで懐かしい夏の匂いや温度を感じられるように描かれている。
    10年以上前に読んだ本を突然思い出し、あのかき氷屋の話をもう一度読みたいと思った。
    自分自身も伊豆の栄えていたときとその後の寂れてしまった状況を知っているし、そういう対比が切ない気持ちを強くするのだと思う。

  • 生きる意味なんて、探さなくたって
    近くにあるもんだなと思える本でした。
    大切なことほど、地味で目立たなくて
    でもきっと近くに転がっている。
    手軽に読めたけど、一生忘れられない本になると思います。

  • シンプルに生きることに憧れても
    シンプルに生きることは難しいと思った。

    だから、憧れるのか。

  • これは久しぶりに大当たりの本やった。
    よしもとばななさんの本を10年ぶりくらいに読んだ。(しかも2冊目)
    この本の気持ちは私の普段感じている地元の不思議な開発具合とかにすごくマッチして、
    そうやねんそうやねん。
    って思わせてくれた。
    私が今している仕事も、何か偉大なことをするとかじゃなくて、必要とされていることを誠実にしていくことやなと改めて思わされた。
    背中押してもらいました。

  • 長く休みを取った時、もう一度読みたいかな

  • 15年ぶりくらいによしもとばななさんの作品を読んだ。
    若い頃、江國さんの作品を薄めたような作風に感じていたけど、二人は全然違うんだなぁって、今更。

    ときおり泣けてくるような幸せでせつない描写があって、素敵な作品だと思う。今を大切に感受性豊かに生きたいなぁとおもった。

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著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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