讐雨: 刑事・鳴沢了 (中公文庫 と 25-6)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 989
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (438ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122046993

感想・レビュー・書評

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  • 出張にもっていったら、たまたまとなりに座った人に「それ僕も読みました」と話かけられ話が盛り上がる。シリーズの最初から読んでないので主人公のパーソナリティを理解できてない分、味わい薄し。面白くないこともないけど、なんか設定にムリがある気がした。

  • 鳴沢さん6作目。今回はなんだかハラハラする場面がいっぱいあったなあ。爆破のシーンはほんとハラハラ。大丈夫?鳴沢さん死んでない?って思いながら読みました。今回の相方、萩尾さんもなかなか好きなキャラでした。ママいいね!事件としては、犯人は誰なの?って思いながら、さくさく進む。石井さんには驚かされたなあ…。でもまあ、そんな予感はしてたけど。なんか考えされられちゃう事件だったなあ。個人的な意見としては、このヤクザのやろうとしたことは支持したい。でも…っていう、葛藤がね、なんとも。切ないしつらい。鳴沢さんも今回はほんと派手だったなあ。でもやっぱり、頑固なところは相変わらずで。そして今回もかっこいい。

  • 鳴沢シリーズ6作目。シリーズの中では珍しく当たり。導入部から引きつけられた。派手なアクションもある、がやはり主人公には共感できない。

  • 鳴沢了あやうし!
    法とはなんだろう?善人だけの見方にばかりはならないのが現実ではないだろうか?

  • 連続少女誘拐殺人事件の犯人「間島」を逮捕し、解散が目の前に迫った操作本部。最後の裏づけ操作を担当し、帰宅途中の成沢の車が・・・爆破に巻き込まれる・・・新たな事件が発生する。
    読みやすく、どんどん引き込まれていく内容である。
    一気に読み終えて、満足!満足!

  • 鳴沢シリーズの中では珍しく“まあまあかな?”と思った作品。
    勿論“外れ”ではないんだけど。


    センセーショナルな殺人事件の犯人の、身柄をめぐるド派手な攻防戦…。ハラハラドキドキさせられる描写は◎。

    今回、なぜか鳴沢のキャラ設定に違和感を感じた。確かにこれまでも、決して成熟した刑事だったわけではなかったし直感と直情に駈られての行動が無かったわけでもないが、今作の鳴沢は、これまで築いてきたイメージと比べると“青臭さすぎ”………。

    未見だか、坂口賢吾主演でドラマ化したとのこと……。爆破あり、バイクアクションありで、テレビ的には派手なエンタテイメントに仕上がったことだろうなと、思った。

    2012.02.16.了。

  • 刑事 鳴沢了シリーズ 6作目

    連続少女誘拐殺人事件の裏付け捜査の帰路、鳴沢は車の爆破事件に巻き込まれる。
    幸い死者も出ず、軽傷で済んだ鳴沢と萩尾が東多摩署に戻ると、爆破犯人からの手紙が届いており、犯行声明の電話がかかってくる。
    犯人の要求は、連続少女誘拐事件の犯人 間島を釈放すること。
    「間島を釈放しろ。さもないと、爆発は続く」
    そして続く第二、第三の爆破事件・・・

    責任能力を争点に正当に罰せられないであろう間島と、犯行に至った経緯には関係なく罰せられるであろう爆破犯。
    法律と正義は矛盾してますね。

    悲しく辛い話でしたが、内容が深く魅力的な作品でした。
    鳴沢シリーズを初めて読んだのですが、他の作品も読み進めたくなりました。

  • 11/9/21購入。

  • 8

  • 最初の爆発に巻き込まれたのは偶然なのか、狙ったのか?
    主人公が巻き込まれたことで、一気に加速。
    映像化を狙った?と、うがった見方をしてしまう。(事実、春に坂口憲二で2時間ドラマ化された)

    この人の話はどうも、近くにいる人が犯人のことが多い。このシリーズは特に。。。あぁ、またかとの予感もあり。犯人の気持ちもわからないではないけど、関係ない人を巻き込んじゃだめだろうに。。。

    文句を言いつつ、続編も読む!

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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