- Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122047679
感想・レビュー・書評
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高校時代に同級生が読んでいて気になっていた本。高校の頃の私はお子ちゃまで、愛という文字で読まなかった。いつか読もうとは思っていた。30半ばにもなって、やっと手に取った。未だに独身で愛も恋も分かってないが、今読んで良かったと思う。たぶん高校生では本当の意味での痴人という言葉の意味は分からなかっただろう。人は皆痴人である。それを踏まえて人生を歩んでいきたい。
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谷崎潤一郎の小説は初めて読んだけど、こんなに面白いとは思わなかった。
「男って馬鹿ね」の極致。ぜひぜひ。 -
ある一人の女に翻弄された男を描いた作品。読み易い。読んだ後に少し女が怖くなる。
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2、3回読んだ。じょうじのダメ男っぷりが秀逸。自由奔放な小説だなぁ。
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語彙の豊かさ、文章の素晴らしさは圧巻だけど、内容を簡略に纏めるとただのビッチと変態のお話。
でもこれが書かれた時代を考えると、そもそも文壇、あるいは社会で認められたことが凄いし、それは偏に谷崎の文才所以だろう。
思ったより読みやすかったのは、現代に通ずるものがあるから?
次は同性愛のお話らしい、卍を読んでみたい。 -
魔性の女ともいえるし、男にいいように弄ばれてる女ともいえますが、譲二にはナオミが何事にも換え難い女性だったのでしょう。
ナオミがそこまで素敵な女性だとは思えませんが、譲二がナオミの魅力に取り付かれ、堕ち行く様に、夢中になって読んでしまった。