ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫)

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著者 : 森博嗣
  • 中央公論新社 (2006年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122047693

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ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • 飛んでいる時の表現が好きなんだよね。眼で追っている感じがさ。

  • 読みやすい。

    面白い本ほど早く読み終わり、駄作ほど読み進まない。

    逆ならいいのに。

  • まっとうじゃないか。クサナギもティーチャも。

    ただやはり、キルドレであることは、ティーチャやササクラ、カイたちの思いとクサナギの思いとを、完全に分かつ要素なのだと感じた。

    クサナギからは愛を一片すら感じない。いや、彼女はそのようなものの存在を、自分が生きる(もしくは死ぬ)ための価値判断の基準としては、持ってすらいない。

    周囲は…何人かの大人たちが、間違いなく彼女を愛しているのに。

    これは…悲しいことなのだろうか。まだ、わからない。一冊一冊、スカイ・クロラへと近づいていこうと思う。そうして最後にもう一度、スカイ・クロラを読むことにする。

  • このシリーズ、だんだん面白く感じてきました。
    ティーチャが素敵すぎる。
    甲斐さんもいい人だ。

  • 綺麗に飛びたい。
    汚れなく生きたい。
    守りたいものなんていらない。
    命も捧げる。

    そう願っても
    きっと神様は
    お許しにはならないでしょう。

  • ナ・バ・テアより疾走感があって好き。ティーチャとの展開も中々の進展。

  • 読み進むたびに、草薙水素が好きになる。
    そっけない口調で淡々と物語を紡ぐ彼女だけど、彼女は自分で思っているよりずっと感情が豊かで生きることに不器用。
    愛機に関することには熱くなる草薙と、メカニック笹倉の友情が好き。
    ティーチャーに対する彼女の複雑に絡んだ思いもいい。
    草薙みたいに自由に空を飛べたら、どんなに幸せだろうか
    はやく次巻も入手しなくちゃ!!

  • たまらない。このシリーズ面白過ぎでしょ。

    ありがちな、生きること、戦うこと、何かを守ることに対する暑苦しいまでの情熱とは無縁、あきらめてるかのように淡々と話が進む。
    空を飛びたいのに広告塔にされて戦えない草薙水素。ラストのティーチャとの戦闘シーンはすべてが美しい。

    大満足でおもしろかった。

  • スカイクロラシリーズの第3冊目にして第2話的な。

    前作に続きクサナギが主人公。


    子供はみんな、空を飛ぶ夢を見るのだ。飛べるように
    なるまで、あるいは飛べないと諦めるまで。
    戦闘機に乗ることに市場の喜びを感じる草薙だが
    戦闘中に負傷し入院、空を飛べぬ鬱屈した日々を過ごすことに。
    組織に守られる存在となりつつある自分になじめないまま。
    そしてある日「少年」に出会う!


    やはり見所はティーチャとの戦闘シーンでしょ。
    最後の「生きてろよ」「了解」

    良いです。最高です。


    また読みます!映画見た後も読みます。

  • クサナギ氏とカイさん。

  • 【あらすじ】
    戦闘機に乗ることに無上の喜びを感じるクサナギ。前作『スカイ・クロラ』『ナ・バ・テア』に続き、クサナギが生と死、そして成長を見つめる著者渾身のシリーズ第3弾。

    【感想】

  • 「スカイ・クロラ」シリーズ

    草薙が、指揮官になる少し前。飛びたいのに飛べない(飛ばせてもらえない)状況での葛藤が描かれている。ティーチャと笹倉は好きだな。ただ、いかにも醜い大人の世界が現実を思い出させる。

    *2008.2 *2016.8

  • この作品で共感できる人物ってのはあまりいので身近だと感じる杣中という記者が出てきてほっとした
    異常な世界で報道という武器を使い奮闘する彼はなぜか共感しやすい
    なんというか戦闘パート相変わらず読み飛ばしたくなるような雰囲気で今まで思ってたがこの部分だけ苦手だなと改めて感じる
    それ以外の日常生活は本当に独特で好きな反面といったところだろうか 
    茶番に付き合わされたのはクサナギだけではないのに逆上するあたりキルドレ(子供)なんだろうなと思った
    それに町をあらそうとするところもなんと他のキルドレが大人な分、今回の話は人間臭くて感情移入しやすて良かった

  • 7年前(!)の読書メモを読むと、何故草薙に感情移入していたのか暫く思い出せなかったけれど、最後ティーチャとの「ダンス」を一気に読み上げて、ああ、そうだった。ままならない人生への無力感に対して、当時生きづらいと感じていた自分がいたことに思い出した。
    この巻で残酷なまでに表現されているのは、まさに大人の事情というもの。まるで、純真無垢な子供を上手く手のひらで転がるように、夢と希望も何もかも踏み躙って、「大人」に仕上げていく。
    「もうお前は子供ではない、一端の大人なのだから、と言い聞かせるために、数々の生贄を捧げて、意味もなく火をつけて、すべてを燃やしてしまう」P.266

    この巻で一番心に沁みた言葉は間違いなく「子供はみんな、空を飛ぶ夢を見るのだ。飛べるようになるまで、あるいは、飛べないと諦めるまで」(P.256)だった。
    7年が過ぎ、多少大人になったのだろう。生きづらさも、「仕方が無いこと」だと、少しは誤魔化せたようになったのだろうか。

    【2009年5月30日初読】
    (適当に少し書いとく)

    一回目読む時は、恐らく前作のナバテアでかなりの衝撃(?)を受けていたのであまり面白いとは思わなかった。
    けれど、二回目読み返したら、やっぱり感動した。

    素にクサナギに感情移入してしまったORZ

  • スカイ・クロラシリーズ、第三作。○○にして二作目。ここが良かった、悪かったとかではなくどのようにしてあの結末へと至ったのか、ただただ見守りたい。そう思った。著者自身が度々言っていたが、これは詩として読むのがいいのかも知れない・・

  • わざと手抜きをして、無能な自分を見せることにした。

    うーん。パイロットとして最高の敵とダンスするために飛んだのに、利益のためのパフォーマンスでやっていたと知った時の憤りは半端ないわ。

    結局、誰かの手の上で踊っているだけ。
    ただ、空にはそうしたものはなく、自分と空しかいない状況だってことは、とても素敵なことだ。

    地上というか、大人は腐ってる。

  • 改行が続くことで、空の広さと疾走感が伝わる。

  • スカイクロラを見たあと、このシリーズを買って読もうと思ったものの、当時は読み難いと感じずっと積読になっていましたが、今読むと面白い(…というのかな?)と感じ、夢中になって読み進んでいます。なぜ読み難いと感じたのか今では不思議です。
    (小説に直接関係ないのですが、解説を室屋さんが書かれているのにびっくりしました。)

  • 草薙水素が望まぬスターダムに押し上げられるが、彼女はひたすら飛びたいと願っていただけだった。そして憧れのパイロット「ティーチャー」と再会、対決の舞台へ!
    これは今読んだ3冊で一番盛り上がりました。次第に空から遠ざけられていく彼女の姿が悲しい。

  • キャラとして笹倉が1番好きかもしれない。ということに気づいた。
    スカイクロラのころには、草薙との関係が変わっていたけれど、このあと2人になにがあって、ああなっていくのかな。

    指揮官としての道を歩み始めるクサナギ。
    彼女は逃げない。飛ぶために。
    ティーチャとのダンス、クサナギが本当に楽しそうで、泣きそうになった。
    ティーチャと笹倉と再会したときも、ああ、かわいいなあ、女の子だなあって。

    カンナミがほんの少しだけ出てくる。
    「僕はあなた以外ではない。」
    …、意味深。

  • スカイクロラシリーズの3つ目。
    飛行シーンの良さは毎度秀逸だなと感じる。緊張感とスピードと重力が文章から伝わってくる。
    物語は、消化不良なところあり。繋ぎの巻という感じがした。

  • 今回はクサナギの内面に潜っていった感じ
    空の爽快さよりも、色々とまとわりついて、とかく人の世は生きにくい

  • 理由を明らかにせず(ある出来事が原因だろうが)、クサナギのいる基地を離れたティーチャとあるプロジェクトの中で一騎打ちすることになる。憧れの人との勝負に命を賭けて臨むが、結末はそんな彼女の想いを嘲笑うかのようなものだった。

  • スカイ・クロラシリーズ3作目。またも無音が似合う文章。肉体的な負荷は強烈なはずなのに。クサナギを見ていると本当に自分の心が痛むように苦しい。今は、他人は他人で苦しんでいるということが救い。(どうでもいいけど、読み進めるにつれてやっぱり散香はヘンテコな架空機のように思えてくる。プッシャー型が見慣れないだけだろうけども…。単純に、自分がジェット戦闘機の見た目の方が好きなだけかもしれないけども…。ももも。)

  • 【鳥は地に落ちたから死ぬのか?違う羽が汚れたから死ぬんだ】

    白という色は酷く不安定だ。一番弱い色だといえる。必要だけどなくても困らない色。そのことに気が付いてない人も多い。

    黒の変わりは居なくても、白の変わりはいくらでも居るんだ。

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ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫)の作品紹介

子供はみんな、空を飛ぶ夢を見るのだ。飛べるようになるまで、あるいは、飛べないと諦めるまで-戦闘機に乗ることに至上の喜びを感じる草薙だが、戦闘中に負傷し入院、空を飛べぬ鬱屈した日を過ごすことに。組織に守られる存在となりつつある自分になじめないままに。そしてある日「少年」に出会う。

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