ダウン・ツ・ヘヴン (中公文庫 も 25-3)

著者 :
  • 中央公論新社
3.75
  • (257)
  • (337)
  • (466)
  • (20)
  • (6)
本棚登録 : 3488
感想 : 221
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122047693

作品紹介・あらすじ

子供はみんな、空を飛ぶ夢を見るのだ。飛べるようになるまで、あるいは、飛べないと諦めるまで-戦闘機に乗ることに至上の喜びを感じる草薙だが、戦闘中に負傷し入院、空を飛べぬ鬱屈した日を過ごすことに。組織に守られる存在となりつつある自分になじめないままに。そしてある日「少年」に出会う。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 森博嗣のスカイ・クロラシリーズ第三弾!

    主人公でキルドレのクサナギは敵機のエースとの一騎討ちで負傷する。

    病院での出会い
    新たな職場での出会い
    新たな自分の立場・・・
    空を飛びたい戦闘員と
    エースをプロパガンダにしたい組織・・・

    エースパイロットクサナギの苦悩の物語・・・


    自分もできる事なら、生涯最前線の現場で仕事をしていたいなぁと思ってしまった・・・

  • 段々と物語の内容が見えてきた。初めは荒廃した世界で戦争でもと考えていたが、読んでいけばいくほど、内容の進展、描写のリアルさに引き込まれていく。次も早く読みたい。

  • 【あらすじ】
    戦闘機に乗ることに無上の喜びを感じるクサナギ。前作『スカイ・クロラ』『ナ・バ・テア』に続き、クサナギが生と死、そして成長を見つめる著者渾身のシリーズ第3弾。

    【感想】

  • 飛んでいる時の表現が好きなんだよね。眼で追っている感じがさ。

  • 読みやすい。

    面白い本ほど早く読み終わり、駄作ほど読み進まない。

    逆ならいいのに。

  • まっとうじゃないか。クサナギもティーチャも。

    ただやはり、キルドレであることは、ティーチャやササクラ、カイたちの思いとクサナギの思いとを、完全に分かつ要素なのだと感じた。

    クサナギからは愛を一片すら感じない。いや、彼女はそのようなものの存在を、自分が生きる(もしくは死ぬ)ための価値判断の基準としては、持ってすらいない。

    周囲は…何人かの大人たちが、間違いなく彼女を愛しているのに。

    これは…悲しいことなのだろうか。まだ、わからない。一冊一冊、スカイ・クロラへと近づいていこうと思う。そうして最後にもう一度、スカイ・クロラを読むことにする。

  • このシリーズ、だんだん面白く感じてきました。
    ティーチャが素敵すぎる。
    甲斐さんもいい人だ。

  • 綺麗に飛びたい。
    汚れなく生きたい。
    守りたいものなんていらない。
    命も捧げる。

    そう願っても
    きっと神様は
    お許しにはならないでしょう。

  • ナ・バ・テアより疾走感があって好き。ティーチャとの展開も中々の進展。

  • 読み進むたびに、草薙水素が好きになる。
    そっけない口調で淡々と物語を紡ぐ彼女だけど、彼女は自分で思っているよりずっと感情が豊かで生きることに不器用。
    愛機に関することには熱くなる草薙と、メカニック笹倉の友情が好き。
    ティーチャーに対する彼女の複雑に絡んだ思いもいい。
    草薙みたいに自由に空を飛べたら、どんなに幸せだろうか
    はやく次巻も入手しなくちゃ!!

全221件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×