血烙: 刑事・鳴沢了 (中公文庫 と 25-8)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (508ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122048126

感想・レビュー・書評

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  • 鳴沢了がアメリカに渡り、ニューヨーク、アトランタ、マイアミと事件を追って動き回る。各地域についてはしっかりとした調査をしたのだろう、場所場所での相棒の存在含めてしっかりプロットされていた。しかしながら、あまりにありえない偶然をベースにした筋書きにはやはり違和感が残る。前作が良かった事もあり、500ページを読んだ後は徒労感が拭えない。

  • 鳴沢了、日本を飛び出し、ついに海外へ。ニューヨーク市警で研修中の鳴沢は、優美達との充実の日々を送るが、勇樹が何者かに誘拐される。いつものように、上層部を無視しての暴走が始まる。そんな鳴沢に手を貸すミック、ジャック、B.J、ホセとの絆がめちゃくちゃ熱い。勇樹を追えどもなかなか捕まらない鳴沢の焦りがヒシヒシと伝わる。まさに命と刑事生命をかけた戦いだった。大事な人を守り抜いた鳴沢はやっぱりかっこいい!それにしても、こんな騒ぎを起こして大丈夫なんだろうか…とまたまた心配なラストだった。そして、優美との関係は!?

  • ぶっ飛びすぎではあるが、最後まで一気に読了。

  • 次を読む。

  • 偶然が起きすぎるのが鳴沢了シリーズと言えばそこまでなのだが、あまりの偶然と幸運がちりばめられており「え~!?」という驚きとともに読了。舞台がアメリカになる時点でぶっ飛んでいるが、それでも読ませてしまうのが鳴沢了シリーズ。

  • 舞台はアメリカへ。てっきり了がアメリカの警察に転職したのかと思った…。
    今回はユウキが誘拐されることに始まるストーリーだったんだけど、もう途中で「だから!ドナー目的だって気付けよ!」というツッコミを入れたくて仕方なくて…。なぜそこに思い至らん!
    しかしラストで了は「自分の責任は大きい」ってえらい自己嫌悪に襲われてるけど、そんなに君に責任はないだろう?ユウキをドナー登録のCMに出したことをそんなに責めなくても…。そこが理解不能。どうにも幸せになりきれない人やね~。

  • 刑事 鳴沢了シリーズ 第7作目

    舞台はアメリカ。

    ニューヨーク市警に研修として渡米してきた鳴沢。
    恋人の子供が誘拐されてしまう。
    その犯人は以前、日本で詐欺を働こうとし、鳴沢に潰されたチャイニーズマフィアだった。
    しかし、マフィアが子供を誘拐した理由が解らないまま、鳴沢は動き出す。

    今回は、例え血が繋がっていなくとも、大事な人を守るために鳴沢の心意気がよく伝わってきました。

    また今まで、孤高に生きていた鳴沢でしたが、自分は多くの人間に支えられながら、自分の意思を貫いてこられたことを実感するという成長が見られますうれしい顔

    ストーリーとしては強引さは否めませんが、その分派手さもあり、推理するには易しいですが、結構面白かったかな。
    なんか2時間ドラマとかになりそうな感じ。

  • 先日読んだバイクツーリングでの訪問先キーウエストが出てきて「おっ!」ってなった
    それだけw
    だらだら説明ばかりで臨場感の乏しい刑事小説は読んでて辛かったが、これがシリーズ化してるのが信じられない。
    ちょっと設定が利己的過ぎるだろ
    読んでるというよりは読まされてる感ばかりが最後まで残った作品だった

  • NY市警で研修中の鳴沢の元にもたらされた凶報ー勇樹がバスジャックに巻き込まれた。現場に駆けつけた鳴沢が見たのは射殺された犯人の遺体、そこに勇樹の姿はなかった。見え隠れするチャイニーズマフィアの大物マシンガン・トミーの影。勇樹の行方は。NY、アトランタ、マイアミーかすかな手がかりを追い、鳴沢が爆走する。

  • いきなり部隊がアメリカに飛んで吃驚した
    ホセかわいいよ、ホセ

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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