魔的 (中公文庫)

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著者 : 森博嗣
  • 中央公論新社 (2007年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122048164

魔的 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 森さんの言葉は、無機質で美しい。

  • 森博嗣の詩に決定的に足りないのは、
    苦悩とか悲しみとかそういう負の感情。
    ここに収録されている詩もきっと、
    さらりと書いてしまったのだろう。
    それが悪いというのではなく、
    そういう時代なのかな。
    嫌いだという意味ではない。

  • 『スカイ・クロラ』の函南を想像してしまう詩たち。

  • 「人間ってどうして倒れないのだろう 倒れやすい形なのに 一番不安定な形なのに 何故か人間だけが立っている  自分が自分で考えているという幻想 自分が自分で立っているという幻想」
    「ごらん この中途半端な形を 固まらず かといって流れず ひとときも定まらず ずっと こうして生きているんだ 醜い 気持ちの悪い この中途半端な形を 動かして」
    「飛べないことを 知らない連中が 飛んでいるのだよ  生きられない理由を知らない連中が 生きているように」
    「そこにあるものが ずっとそこにある そこがそこでありつづける  かすかな奇跡と軽やかな予感と  生きているという呪文にかかった君と」

  • 森博嗣の唯一の詩集。著者曰く「小説よりも詩集の方が好き」だった時期があったそうだ。自身、彼の作品は詩的な文章が多い。全篇、新作ではなく過去の作品からの言い回しを変えたり、シリーズの該当部分から発想を得たもの、ノベルス版(文庫版では栞)の右カバーに記載されている詩だったりと新鮮さを感じない部分があったのが惜しい。

  • 森先生の理論が最後までなかなか捉えられず、何を言わんとしている詩なのか分からないものがあった。しかし、生への切迫感を終始漂わせつつも、何か生への安堵感を感じる構成になっていた気がする。まだ感覚的にしか分からないが、読むと恥美的で、命を題材にした刹那的な美しさを感じた。スカイクロラシリーズのセリフの断片が、数編の詩に入ってたのが、学生時代ファンだった自分としては嬉しかった。この詩集をさらに「大人」になった数年後の自分が読んで理解が深まるかは謎だ。極めて限定的な層のみに理解できる作品な気がした。

  • 作者のノベルスカバーそでや文庫栞で見なれた詩がまとめて編まれており、手頃である。ただイラストが無いのが残念。作品的には冷たさや慧敏さを与えるような言葉の多用によるイメージの一辺倒が見られる(詩の初出がそういうものだから仕方がないとはいえ)、ファン向けに徹した一冊かと。

  • 森博嗣で初めて読んだんが詩集て。

    銀色夏生の詩集ぐらいしか日本人のものはまともに読んだことないです。

    詩集出すような作風だと思ってなかったから、むしろ興味本意の冷やかし読書。

    だけど後半の作品の盛り上がり方すごい。詩集や短編はどう考えても作品の順番が評価に大きく繋がるけど、これは成功してる。畳み掛けて、ちゃんと落ちる。強いて言うなら助走がながい、かなあ。

    でもぜひ小説も読みたいと思いました。


    「胸のうえに手をのせていると悪い夢をみるよ」

    「海の向こうにはなにがある?」「夜と粉と髭と泥」

  • 刊行は10年も前なんだなあ。時間の分なのか、重みを感じる。よくも悪しきも。今詩集を書かれたらどんな風でしょうか。

  • 森博嗣の言葉は難しく理解し難い。詩は特に受けての感受性が求められるように思う。彼の詩は無機質だけれど重さがあって、透明で、とても綺麗だ。

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