サロメ: ナクソス島のアリアドネ/こうもり/ナブッコ (中公文庫 S 21-7 マンガ名作オペラ 7)
- 中央公論新社 (2007年3月1日発売)
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感想 : 5件
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- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122048256
感想・レビュー・書評
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立ち読み:2011/1/27
サロメの妖艶な雰囲気を結構よく出しているのではないかなぁと思う。
ただ、「今すぐここへ、銀の大皿に載せて…」「ヨカナーンの首を」と言うときのサロメは、恋の欲望に支配された少女というよりは、恨みによって狂い、復讐を果たそうとする大人の女に見えた。
まぁ、ここは漫画家さんと自分の解釈の違いなのかもしれないけれど。自分は、サロメはヨカナーンに拒絶された「復讐」のために首を切らせたのではなく、ただひたすら口づけしたい、という「欲望」を叶えるためだけに首を望んだのだと思っている。
サロメが黒髪ストレート、というイメージは持っていなかったので(ビアズリーの挿絵のせい?)、新鮮だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示