- Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122048287
感想・レビュー・書評
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歌舞伎と恋愛小説を足して2で割った印象。時代小説のような地の文と軽すぎる現代風の会話のミスマッチが苦手でした。
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ラストは浅葱幕の振り落しのような効果が。『田園に死す』では、新宿東口で観せたけど、こちらは渋谷のスクランブル交差点で。鮮やか。
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引用
内容紹介
愛とはつまるところ約束なのだ。再び逢うという、ただそれだけの-承久年間から現代へ、渋谷で出会った十七歳の男女の輪廻を辿る壮大な再生の物語。
内容(「BOOK」データベースより)
愛とはつまるところ約束なのだ。それも再び逢うという、ただそれだけの約束なのだ―承久年間から幕末、現代へ、渋谷・道玄坂で出会った十七歳の男と女の愛の輪廻をたどる、時空を超えた再生の物語。 -
面白かった! 渋谷・道玄坂を舞台にした恋愛時代劇SFファンタジー大スペクタル。苦手なはずの渋谷の街がぐっと奥行きのあるドラマティックな街に印象が変貌してしまった。以後スクランブル交差点に宇田川の流れを見るに違いない。因果応報、時代は絡まり禁忌破りすらも艶やかに、豪華絢爛娯楽小説の旨味がたんとつまってる。最後のページを閉じたとたん「お見事!」と思わず拍手。
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鎌倉時代、幕末、そして現代、いずれも渋谷の宇田川町界隈を舞台に、時を経て生まれ変わった人々による愛憎劇を描いた作品。
物語の大半を占める幕末において現代語による会話、というのに違和感を覚えるが、本書が現代小説というジャンルに括られるのであれば目をつむることができる。
輪廻転生、前世からの因縁というものは受け入れられるのだが、最初に恋に落ちたきっかけはよく分からないし、その後の成り行きの早さには軽いと思ってしまったし、出てくる女性のほとんどが情熱的で気が強いのに比べて男性はやや受け身というのが気になった。恋愛というのはそのようなものなんだろうか。 -
時代小説は苦手…と思って読み始めたが、意外と読めた。
愛し合う照円とはつ。その間に起こるさまざまな出来事。そして、衝撃的な結末は…