臨安水滸伝 (中公文庫 い 92-23)

著者 :
  • 中央公論新社
3.82
  • (3)
  • (3)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122048317

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 南宋の都・臨安で漕運業を営む夏家に、高位の宦官から極秘の依頼が舞い込みます。
    「謀殺された将軍・岳飛の隠し資産を捜して欲しい。」夏家三兄弟の冒険が始まります。

    宋時代のヒーローである岳飛を巡る物語ですが、井上さんの描く登場人物は、みなそうなんですが、本作の登場人物もとても魅力的です。
    私は、風生よりも資生が好きですね。
    それから、一般的には、売国奴として蔑まれている秦檜(しんかい)も、本書ではとても魅力ある人物として書かれています。

著者プロフィール

井上祐美子
姫路市生まれ。神戸大卒。『長安異神伝』『桃花源奇譚』
などで人気を博した後、本格的な中国歴史小説に取り組み、『桃夭記』で吉川英治文学新人賞候補となる。『五王戦国志』『非花』『海東青 摂政王ドルゴン』『臨安水滸伝』『公主帰還』『紅顔』『朱唇』『青天 包判官事件簿』ほか著作多数。

「2022年 『新装版 桃花源奇譚4 東京残桃夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

井上祐美子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×