自殺自由法 (中公文庫)

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著者 : 戸梶圭太
  • 中央公論新社 (2007年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (428ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122049383

自殺自由法 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

  • じせい自逝 幇助ほうじょ 死を選択できないから生きているだけの人間ほど惨めな存在はありませんから いかにして俺自身を喜ばせるか 本物の右翼 街宣車 粛清 来週、彼女はもういない! 君のおかげで僕は目が覚めた。そういう意味では感謝する。 火炎瓶 完全無痛方式 潜入ルポ 今の日本は負け犬で埋め尽くされてるんだコノヤロー! 生活保護 掃き溜め 広報車 ジジババどもの医療費を死ぬまで負担してやるよりは安上がりなのさ スマタ 稲毛 舞浜 映画ライターとモデル ポスター 生きる元気 キャッチ野郎 世論調査 リポーター ドキュメンタリー企画 殺すことだ 小説の出版 スティックシュガー パートのおばさん 小井泉 突如閃いた 世界で一つだけの花 反戦活動でイラク ポークビッツ 文京区 ドイツ人 ダンケ ガイド マリ 飽きた 雨宮処凛 激安人間 命の軽さ

  • ただただ残虐なもんが読みたいときにどぞ。

  • ついうっかり読み始めてしまったがノンストップで最後まで読み終えてしまった。何だろうこの救いようのなさは。
    長い人生、死にたいななんてときもある。でも大体は死なないものだし、あのときは病んでたなくらいに思えるときもやがてくるだろう。そんなとき自逝センター行きの白バスに一歩足をかければ、文字通り死ぬほど後悔する事になる。

    雨宮処凜さんの解説でほっとした。

  • 「日本国民は満十五歳以上になれば何人も自由意志によって、国が定めたところの施設に於いて適切な方法により自殺をすることを許される。但し、服役者、裁判継続中の者、判断能力のない者は除外される。」

    自殺自由法が制定された日本で、多種多様な主人公が自殺と向き合う、いわゆるオムニバス形式。総勢22編。

    性的猟奇的報道側に偏った話が多いが、
    読み進めるごとに月日が進む緻密さは饒舌し難い

    破滅願望がある方にこそふさわしい
    オススメしたい一冊

  • 暗黙のうちに封印していたはずの潜在意識をあらわにつきつけてくる戸梶圭太の確信犯的小説。あられもなく命を軽く扱うことによって逆に命の重さを問いかけてくる。近年、顕在化してきた格差社会や人々の選民意識をシニカルに象徴。おそろしい。

  • 文字通り、人生の選択として自殺が用意された世界の話。
    人々は列を作り自逝センターに吸い込まれていく。

    ページの殆どは様々な人間がその世界でどう生きるか(死ぬか?)をオムニバス的に描いている。

    以下少しネタバレ気味。

    あまり多くを書いてしまうのもアレなのだが、その法が成立した背景といったものの描きは少ない。
    消化不良的なものがあるが、尤もそういうものなんだろうというのは理解できる。

  • 2012/7/27
    タイトルが気になって手に取ってみたものの以前もーいーや。って思った戸梶さんの本でした。やっぱり淡々と流し読みするような感じはな…もういいな。って思った以前の感想と同じ。ラストは鼻で笑っちゃったので好きかな。

  • タイトルに惹かれて。

    きっと色々書いてあったんだろうけど
    わたしにはそこまでじっくり読める本じゃなかった。

    今日は春の陽気でぽかぽかしてて
    なんかすごい幸せで、近所散歩して…

    こんなことで幸せっていいなぁ
    と思った。

    やっぱ比較にしろ自分とリンクできないと
    うまく本は読めない。


    ということで、この本はどかん!と来てしまうので
    それで精一杯でした

    ☆ふたつ

  • 描写はひたすらグロ。展開は皮肉なギャグみたいな。生の意味を、死の笑えるほどの軽々しさで問う…ているのかさえわからないほどすっ飛ばしてる世界。

  • 最高にヒャッハーな思考実験。自殺する権利、自由な自殺が俗にまみれるとこうなる!

  • シュールだね。
    鼻で笑うラストでした。

  • ここにくれば自殺ができますよ…というより
    自殺の補助? をしてくれる法律??
    時間に行けば、そこで自殺させてくれる。
    しかし中はどうなっているのか謎。
    そこにまつわる話、なのですが…。

    生きるか、それとも簡単に死ぬか、という状態なのですが
    やはりさくさく簡単に死んでます。
    むしろ死ぬのが流行って、乗っかっておこう程度に死んでます。
    だから、一体どうしたい、と突っ込みたくてたまらなかったです。
    人間飽きるのが早いよ、という事でしょうか??

  • うーん、こういうのもありかなといった感じ。2テャンネルの掲示板をつないだようなぶっちゃけてみましたって感じ。
    たまたま「ネット心中」で男女7人死亡のニュースが流れている。死にたいという気持ちを共感できる媒体としてネットが使われて起こった事件なのでしょうが、自殺自由法が施行されればこの事件も事件でなくなるだろうから、世の中平和になるのかも。自殺がこんな形で小説のテーマになる時代。いろいろ考えさせてくれる作品でした。でも少しドギツ過ぎなような。

  • テーマに惹かれて手にとってしまうのだけれど。
    内容は、なんだか・・・・
    汚い、感じ。
    グチャグチャのドロドロ〜。
    それでも飽きずに読ませられてしまうのは、素直にスゴイ。
    着眼点。
    それにスピード感。

    自殺が自由にできるようになった。
    公的施設で自殺が可能になった。
    自由に、ではなく、自殺を強要されるようになった。
    施設に行列を作る日本人。
    いかにもありそうで、ちょっと怖い。

  • 最悪な本、描写が残酷で無理!

  • 漫画並みです。?
    う〜んん、よめばわかるさ。

  •  日本で「自殺自由法」が施行された。自殺をすることは権利として認められ、また、国や自治体が自殺幇助をしてくれる「自逝センター」なるものまでできた。積極的に宣伝活動も行われていて、今やそこには毎回人々が押し寄せている状態である。自殺が認められるようになったら、一体世界はどのようになってしまうのか。

     ○○の場合、△△の場合、というように、自殺自由法ができたら人々がどのような行動をとるのか、何十人もの場合について書かれている。ただ、最終的にこれらが全部つながるのかと思いきや、つながっていたのはごく一部のみ。そこはちょっと拍子抜け。問題提起としては考えさせられるものではあるのだが、文章自体の表現はグロかったり、下品だったり。また、間違ってもこの本は”自殺はいけないものだ”とうたっている本ではない。あとがきで「戸梶圭太氏のファンである、ということを現代日本で堂々と公言できる人はどれくらいいるだろうか」と書かれているのが頷けてしまう(^^;。もし自殺が認められてしまったら、小説やドラマ、映画がヒットしなくなる理由にはなるほどなぁと思ったなぁ。

  • ただ残虐なもんが読みたいときにどぞ。

  • 19/03/2008

    『あまりにもくだらない、くだらな過ぎる、反応のしようがないほどどうしようもない。キラリと光る感性も、読む者を戦慄させる狂気も、心に迫ってくる言葉も、心からの叫びも、何もない。というレベル以下のぞっとするような安さとオリジナリティーのなさ』と作者自身がこの作品の中で書いているように自殺理由がステレオタイプ。あえてチープ感を出して命の軽さを表現するのが作者の狙いなのだろうけれど。

    それに自殺じゃない事由の方が後半に増えてくるし。

    けれど、作者の他の作品を読んでみたい気はした。

    この作品を読んだだけでは気の毒なような気がしたので。

  • いつの間にか制定されていた「自殺自由法」という法律。
    生きるのも自ら死をを選ぶのも自由。
    自殺(この法案だと自逝)するならば政府が力になりますよって法案が制定された。
    そして「死」を選ぶ人たち。「死」に追いやられる人たち。

    読後の後味は…あまりよろしくない。いろんなことがぐるぐるします。
    生や死について考え出すとループしてしまいますね。

    「生きるって何?」…わからない。
    「どうして生きてるの?」これもまた答えにつまる。
    「生きてたらいつかいいことがある?」そんなのわからない。

    地球上に人間という生き物が誕生してからたった一つだけ普遍なこと。
    それは人間はいつか死ぬということ。「死」は全ての終わり。
    しかし終わりがあるからこそ今を大切に出来るのは事実だ。
    言葉は悪いけど人生は死ぬまでの暇つぶし。
    その間にどれだけ有意義な暇の潰し方ができるか?
    そしてそれができなくなった時にどうするか…?
    死を選ばずに生き続ける方法はあるのか?
    生き地獄でも生き続けなければならないのか?
    …わからない。
    自殺はいけないことだって昔から教えられてるからダメって思うだけなのかもしれない。
    それがもし法律で「自由」となったなら…?

    もしかしたら、まだおおっぴらになっていないだけでこういう法案が出来てるんじゃないかって怖くなる。
    ていうか、寧ろこんな法案なんかなくたって今の日本の状況となんら変わりないんじゃないだろうか?
    今だって生きるも死ぬも、ある意味個人の自由な世の中なのかもしれない。

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