とせい (中公文庫 こ 40-8)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 424
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122049390

感想・レビュー・書評

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  • ヤクザが書房の取締役に?

    まったく関係ない人が書房に関わり
    景気を上向きにしていくだけでなく
    裏の世界の問題も解決していく。
    流れがスムーズでスルスル読めた。

    なんといっても日村さんがかっこいい。

  • 任侠道をわきまえたヤクザが今時いるなら、いいなぁ。

  • またしてもパッケージが不思議。任侠シリーズで、出版社が舞台。任侠系の王道に現実的な仕事場を掛け合わせたすっきりした味わいある小説。小さくても生き残っていくには、アイデアと向上心が必要なんだと描かれてくんだけど、やっぱり切り札になるのが昔築いた信用ってのがなんともまあ、真理ですね。結局は忍耐と努力ですよ(笑)

  • 本シリーズはどうなのかと少々敬遠気味だったが、相変わらずの筆遣いでサクサク読めるし、ストーリー展開も気持ちいい。やはり著者の本は面白いと思った。
    主人公が隠蔽捜査シリーズ主人公の竜崎さんに通じるものを感じたのは、著者が同じだからか?
    まぁ、かなりのご都合主義な部分も感じなくはないが、ある意味でエンターテインメント小説の王道っぽくて楽しめる。

  • なんだか、いたるところで予定調和ですがそれも阿岐本親分の“強運”と“人徳”のおかげか、嫌味なところはありません。ニヤリやホロリとさせられる箇所も適度に配置され、読後感はもちろん、読んでる最中の気分も非常にいい本です。

  • 12-29 2/12-2/13

  • 一気に読めました。まとめも絶妙で、シリーズが楽しみです。
    任侠ものは、かっこよすぎて「極道になりたい」とか思う子が出ないか不安ですが、その辺もちゃんと「かっこ悪いヤクザ」と一線を画しているので許容できました。

  • 昔気質なヤクザが出版社立て直しに奔走する物語。気まぐれな親分に振り回される代貸しの中間管理職の悲哀(笑)が読んでいて楽しかった。こーゆーヤクザさんだったら世の中少しはマシになりそうだけどねえ…この続き、無いのかな?

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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