経験を盗め 奥の深い生活・趣味編 (中公文庫 い 102-2)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 155
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122049611

感想・レビュー・書評

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  • 糸井さんが聞き役に徹している分、いつものキレ味がない印象。
    でも、きっとそれが売りなんでしょうね、この本の場合。

    「経験を盗め」というタイトルも、キレ味を連想させてしまっているのかも。

    各分野のスペシャリストによる、雑談?が読める本。

    最後の項目の、住む場所については、提言として良いものを読ませてもらったと思う。

  • 趣味や出身地、年齢や趣向を違う人の話を聞くことはとても楽しい。しかしそれを現実にするのはなかなか難しいので…という本。

  • 各分野の特徴的な人と、糸井重里の(生活・趣味の)対談本。
    内容としては、濃いネタを幅広くを扱っていて、好奇心をそそられた。
    また、この本を呼んで良かったこととして、自分の興味の幅が分かったことだと思う。それが分かったのは、幅広いネタに触れることによって、自分の○×が明白になったからだと思う。

    なんか始めてみようかなーと考える人には、こんな感じの本で、どこに興味があるのかをチェックするといいかもしれない。

  • 対談をした人の顔写真とプロフィール掲載。
    知らない人でも顔写真があると「あー、こんな感じの人が話しているのね」と…
    通販評論家とか通販コンサルタントと言う人も居てちょっと驚き
    コンサルタントのコンサルタントと言う人もいるみたいですね(笑)

  • 1月2日読了。それぞれの道を極めたプロ(オタク?)2人と糸井重里との鼎談が15編収められた本。「経験を盗む」とはよく言ったもの、自分には体験できない体験を積んできた異能者たちが人生の楽しみを惜しげもなく披露してくれるさまを、本来なら分厚い専門書を紐解かねばならぬところを簡潔な一編一編としてスピード感を持って読み飛ばすことができる。こいつはまさに、本を読む楽しみそのものだよなあ・・・。カネになることであれならないことであれ、世の中には面白いことが満ち溢れているものだ。というか、世の中を面白がる能力があるかどうか、が「達人」になるための条件なのだろうな。糸井重里の面白がりっぷりもすごい。

  • 人はなぜ旅に出るのかって最初のお話は食い入るように読んだ。わかるなあって。ウンウンした。数々の秘境やら辺境を旅してきたある教授が旅先であるいは旅をしていて何が怖いかという質問に対して。ジャングルの中でひとりで泊まったとき夜中に聞こえてくる物音がまさか人ではないかと思ったときだと答える。人は人を頼って生きている。と同時に人が一番恐ろしい。これが人間っていうもの。あとね。面白いのは。うまいこというよなあって感心してしまった。面白がる。真面目に面白がる。もっといっちゃえばオモシロがる実力。これがある人が面白いんだ。っていう話。これって。大半の人が興味を示さないのに意外と食いついていたりする。みんながみんな正面から楽しんでいても裏とか斜めとか後方からも楽しみを見つけちゃうような実力。いっけんつまらなそうなものでもそれ自体がつまらないのではなくて言ってしまえば面白がる実力が足りないからつまらないのだということ。確かに。ね。

  • その道の権威2名と糸井が、時にはゆるく時には熱く語り尽くした対談集。メンツのセレクトがすごいよねvv 大橋歩と広瀬光治がおしゃれについて語ったり、橋本治とクマさんが独身生活について語ったり、デューク更家の歩行語りもよかったし、オヤジギャグの時もばか笑いしたし。糸井のスタンスがいい。糸井自身は別にスペシャリストじゃないけど、うまく話に絡んでて、禁煙テーマの次の回ではもう禁煙してたりして(笑) しかしこの人の奥さんが、白戸家のおかあさん&篤姫の母樋口可南子なわけだよなあ…やっぱり羨ましいよね(笑)

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著者プロフィール

1948年群馬県生まれ。株式会社ほぼ日代表取締役社長。71年にコピーライターとしてデビュー。「不思議、大好き。」「おいしい生活。」などの広告で一躍有名に。また、作詞、文筆、ゲーム制作など幅広い分野で活躍。98年にウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げてからは、同サイトでの活動に全力を傾けている。近著に『かならず先に好きになるどうぶつ。』『みっつめのボールのようなことば。』『他人だったのに。』(ほぼ日)などがある。聞き手・川島蓉子さんによる『すいません、ほぼ日の経営。』(日経BP)では「ほぼ日」の経営について明かしている。

「2020年 『いつか来る死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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