世界史 上 (中公文庫 マ 10-3)
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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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(人間は)学習の能力が増すと、程度の差はあれおそらくは偶発的に行われる発明や発見の中から、よいものだけをえらびだして保存することが多くなる。このような事態が起こったとき、文化的進化が、生物学的進化の比較的ゆっくりした歩みを追い抜きはじめたのである。人間の行動は、DNAの素晴らしい機構によって遺伝された個人の生物学的な資質よりも、人が社会の中で学んだものの力によってはるかに律せられるようになった。文化的進化が生物学的進化の先にたったとき、本来の厳密な意味での歴史が始まったのである。
― 74ページ -
両者の間の関係は、社会組織と結合が強まるか弱まるかによって、また技術が発達するかしないかによって、あるときは一方の主役に、あるときはもう一方の主役に有利に傾いた。
― 73ページ -
歴史は、農耕民の生活によって可能になった人間の数の優越と、遊牧民文化の必要から生まれた政治・軍事組織の優越との間のかかわり合いを軸に発展した。
― 73ページ
みんなの感想・レビュー・書評
世界史を学びなおしたいと言う軽い想いから読み始めましたけど、難しいですね。紀元前の話から始まり、ヨーロッパの大航海時代に至るまでの歴史を語っています。大航海時代のヨーロッパまでは中国やイスラム文明の方がむしろ、繁栄していた時代があったか。ヨーロッパは果敢に外に目を向けて航海技術を発展させたが、中国(明)は潜在能力がありながら海外を開拓しなかった。歴史は繰り返すといいますけど、まさに今の日本がかっての中国と重なる気もします。
単なる通史ではなく、歴史の新たな考察を発見できるのではないかと思い手に取る。確かにひとりの歴史家が著しているので独自の観点が読み取れ興味深い。 文化史へ多くの紙面を割いていることも特徴。キリスト教、イスラム教、仏教等の宗教の勃興や伝播、またお互いの関連性、地域の特性等、頭が整理された。 一つの勢力が征服者として地域を移動する中で、いかに文化(宗教等)が伝播し、影響を及ぼしたのか、また影響を及ぼ... 続きを読む »
俺には難しすぎた。
横断的な知識に欠けてたんだなーと実感しました。
聞いた話だと欧米人では歴史学科の人間が
組織のトップに立つことも珍しくないらしいし
中国の古典を読んでも、その時の過去の偉人の言葉を引用した
逸話とか多いよね。
もっと努力が必要ですね(・∀・) にぱ
日本の供述が興味深かった。ボリュームからすると少しではあったけれど、日本人の勤勉さがどのような環境下で、またヨーロッパとどのように異なるため生まれたのかが理解出来た。
みんなが読んでいる本だから、もっと簡単なもんだと思ってた。。。ホンマの教科書ですがな。苦しかった。
世界の歴史の流れを、体系的に分析していて、なるほどと思うところが沢山あったが、基礎知識がないと、厳しい感じ。
既に読み終わっていたものの,まだ登録してませんでした.世界史の内容がコンパクトにまとめられていますが,1度読んだだけでは頭に入りきりません.(笑)
文明誕生から西暦1500年くらいまでを400ページで語る.当初は全10巻の世界史教材の副読本として発売されたとのことで,写真や資料はほとんどなく,たまに地図があるくらいで,世界史という読み物を読んでいる感覚だった.技術の発展とともに進む文明と統治の変遷,その上で発生する人の流れを,流れるように解説.また神話・宗教や文書・絵画なのどの文化が生まれてからは,それらを切り分けて解説するのではなく,やはり人・国の流れにそって解説するので,因果関係をつかむことができる.
400ページとはいえ情報量は多く,別途高校時代に使った世界史の資料も用意しておくといいかもしれない.
本書は、オックスフォード大学出版局のより出版され、40年以上にわたって世界で読み続けられている世界史の教科書である。40年という看板は伊達でなく、世界史の「地理的つながり」と「歴史的つながり」の両方をバランスよく織り込んだ記述は、日本の高校の世界史教科書あたりとは比べものにならない。前半は、ユーラシア大陸の文明のあけぼのから、中世まで。古代文明に関する記述は、最新の研究からは隔たりがあるように感じないではないが、一つの史観として一本筋が通っているので、歴史を概観するのにはちょうど良い。
高校時代、歴史って苦手だったなぁ~。
色々と覚えなきゃいけないと思ったから、重圧だったんだね~。
なのに、大人になってから読む歴史書は、面白いのは何故でしょう?嬉しい誤算です。
大人になると、「歴史を知らない=文脈を知らない」のは、恥であるし、何を言っても説得力がなくなるので、教養として知っておかなければならない。
本書は、詳細な歴史学の教科書(全10巻)の副読本として、ザックリとした歴史について書かれているので、文脈を掴むのに持って来いだし、スピード感が良いのです。
面白くてスイスイ読めちゃいますよ。
これを教科書にすれば良いのに…てか、読むと良いよ、高校生諸君!
ある程度大人になってから世界史を振り返るのには本書程度が良いかな。本書(上)では紀元1500年頃までが解説されています。世界史なんかは年をとってから学ぶ方が、社会の仕組みだとか政治だとか宗教だとか自分自身の色々な経験を踏まえられるので、記述されていることも理解しやすい気がした。今売れてる本、と新聞で紹介されていたのでこの本を読んでみたのだが、翻訳本でしかも直訳調なので結構読みにくいのが難点。記述は思ったよりも教科書的でした。
ケンブリッジや東大の大学生初年度ってこんなレベル低いのか?まぁ、理系も含めりゃこんなもんか。
世界史を知らずして現代、そして未来を知ることはできない、そう思える本でした。
受験勉強の対象ではなく、教養として読む世界史がこんなに面白いのかと目から鱗です。
世界史の概観をつかむのに丁度いい。
特徴として、時代ごとのスター文明に焦点を当てて、特に人類に貢献したそれぞれの遺産を詳しく説明している。シュメールであれば灌漑や都市、ギリシアであれば哲学や科学など。単なる流れの説明ではなく、物(犂、騎馬など)や文化(宗教、法律など)が生まれた背景と役割を説明しているので楽しい。

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