- Amazon.co.jp ・本 (457ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122049666
感想・レビュー・書評
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知識が備わっていない自分にはこの本を評価する資格なし。半年後には呼吸をするように自然に読めるようになりたい。
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【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
・やっと読んだ。いや、知らないことだらけ(苦笑)。
・世界史を、概観よりは、ところどころ、ちょっと詳しく把握できる。流れるような文章のおかげで、ストーリーを読むように世界史の流れが分かる。歴史なので、基本は史料等にもとづく事実を記述することになるのだが、ところどころで挿入される著者の歴史観が格調高くてよい。
・ちょうどカントを読んでいる時期と重なったこともあり、人類(精神)の前進(発展)は艱難辛苦あってこそなのだなとの意を強くしつつあるところ。「地政学2030年」にもそういう記述がなかったか知らん。
【目次】 -
図書館から借りて2週間で読める本じゃ無かった。集中力吸い取られてちびちびとしか読み続けられない。他の本が消化できないので、買ってゆっくり読もう。文庫版の癖に1000円以上するんだけど。
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やっと上巻を読了。難解な内容もあるが、読んでいるうちに、どうにか読み進められるようにはなる。縦書きなので、私にとっては読みやすいという面もある。
索引がないのは残念だが、ざっと世界史を知るにはとても良い本だと思う。
日本史を知っている日本人が日本に関する箇所(16章)を読むと、他の箇所もこういう端折り方がされているのかと不安になるが、文庫二冊にまとめているので仕方ないところ。(560)
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(目次)
第四版への序文
序 文
第I部 ユーラシア大文明の誕生とその成立 紀元前500年まで
1 はじまり
2 文明のひろがり 紀元前1700年までの第一次の様相
3 中東のコスモポリタニズム 紀元前1700 ― 500年
4 インド文明の形成 紀元前500年まで
5 ギリシャ文明の形成 紀元前500年まで
6 中国文化の形成 紀元前500年まで
7 蛮族の世界の変化 紀元前1700 ― 500年
第II部 諸文明間の平衡状態 紀元前500 ― 後1500年
8 ギリシャ文明の開花 紀元前500 ― 336年
9 ヘレニズム文明の伸展 紀元前500 ― 後200年
10 アジア 紀元前500 ― 後200年
11 インド文明の繁栄と拡大 100 ― 600年
12 蛮族の侵入と文明世界の反応 200 ― 600年
13 イスラムの勃興
14 中国、インド、ヨーロッパ 600 ― 1000年
15 トルコとモンゴルの征服による衝撃 100 ― 500年
16 中世ヨーロッパと日本 1000 ― 500年
17 文明社会の外縁部 1500年まで
参考文献 -
面白い
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人間の文明化のうねりが徹底した客観視点から記述されている。時々視点が地上にひゅっと降りてきて、細部描写が挟まれる。神の視点を得た気分。
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その後の人類の生活や規格に影響を与えるような、過去にない大きな事象が起きた時、それが歴史を作る。または歴史と呼ばれる。
歴史の本質はそういうもの。
内容について
情報共有のスタンスは広く深く。
ただし深く、の部分は他で情報を補わなければ50%以下程度の理解しか得られないため、時間をかけずに大枠を捉えたい、基本事項を記憶したい、といった人が読むには不向きだと考える。