世界の歴史〈16〉ルネサンスと地中海 (中公文庫)

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著者 : 樺山紘一
  • 中央公論新社 (2008年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (491ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122049680

世界の歴史〈16〉ルネサンスと地中海 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 地中海から大西洋をこえてインド洋や太平洋へー各国が繁栄と発展をもとめて世界の海をかけめぐり、光と影が複雑に交錯する。ルネサンスと大航海、ヨーロッパに燦然と輝いた時代を彩る多様な人物と華やかな歴史を活写する。

  • 2014.2.23
    おもしろいが、難しい。
    フィレンツェやヴェネチアについて調べるのによい。
    大航海が始まったからと言って地中海が廃れたわけではない。

  • 著者ごとに癖がある「世界の歴史」16巻目。ルネサンスを文化的な側面だけでなく、地中海から概観し、前後の歴史(西欧のいわゆる「大航海時代」へも言及)も踏まえた比較的広い射程を持つ[p37「ルネサンスを、地中海世界という巨大な舞台でのドラマの一幕と考えよう」、p66-67]。そもそも「ルネサンス」ということばは、一旦はバロックの台頭などで忘れられた一時期を[p431「ながい忘却の淵にしずむ」「まるで古代の文明が中世の千年のあいだ埋もれていたように」]ミシュレやブルクハルトが近代に提案して再発掘し[p23など]、西欧的なある種の偏りがある概念、歴史の出来事の捉え方である。世界規模でみれば、それ以前に中国やイスラーム社会などではすでにあった技術(羅針盤など)に遅れて到達したとみることもできる[p450の宮崎市定など]。しかしそれでも、「ルネサンス」とよばれる一時期が重要で魅力的であることに変わりはない。地中海からみて、東はオスマン帝国のある程度の圧力(これは西欧の妄想かもしれない[p303 レパントの海戦の敗北はオスマン帝国には痛くも痒くもない→イスラーム勢力がトゥール・ポワティエで破れた感じと似ている。西欧地域は食も貧弱だし[p388]、内向的で陰気で根深い人種(文字記録を残すことなど)だし、そこまで魅力はないのかもしれない])と、局所的な地中海経済効果によって、富が集中し、パトロンが文化を培うゆとりが生まれた[p268「パトロンは、ルネサンスの華である」]夢のような短い一時期、ルネサンス。そして、地中海は稠密化し、飽和し、入り込む余地がなくなると、ポルトガルをかわきりに、西欧は西に向かって次の時代をいく。

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