暮しの眼鏡 (中公文庫)

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著者 : 花森安治
  • 中央公論新社 (2008年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122049772

暮しの眼鏡 (中公文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『暮しの手帖』初代編集長を務めた、花森安治のエッセイ集。

    単行本の初版は1953年だというから、60年以上前のエッセイだが、少し前の朝ドラで暮しの手帖社がモデルになったせいか、なんだか親しみを持って読める。
    昭和を知る世代であれば、更に思い出し笑いなども漏れるかもしれない。
    逆に、若い人にはどう解釈したらいいのか迷う部分もあるかもしれないが、そういう時は逆立ちして読むと良い。

    というのは、まるで「寿限無」のようなリズムでペラペラと、あっと言う間に通り過ぎていく特急のような文体なので見落としがちだが、ほとんどが逆説、風刺、皮肉という形で書かれているからだ。
    しかし、最後のオチで、まあ何を隠そう自分もご多分にもれず(汗)みたいに頭を掻いてみせるのが、憎めない感じだ。


    ところで、松浦氏の解説の中で、「サラリィガール」の章に言及があって、その内容を、働く女性がしあわせになるヒントが詰まっている、と解説しているが、私はそう読めなかった。
    ひねくれすぎているのかしらん?
    「高い給料をもらっているくせにおしゃべりばかりして、会社の電話で小一時間も私用電話、上司にだけ色目を使い、難しい仕事を頼まれれば『あら〜わたくしできませんわ〜』と悪びれもせず。そして、都合のいい時だけ男女同権をふりかざす」そういう彼女たちへのあてこすりだと思ってしまったのですが…
    まあ、その結果、彼女たちがしあわせでいられるのは確かだろうし、過労死するようなことには絶対にならないでしょうね。

  • 少し口語調が過ぎて読みづらい。
    しかし、本質をじっくりと捉える眼力はとても驚かされた。

  • 今この人が生きていたらどんなことを言うかなぁと思いながら読んだ。

    本を読んでる、というより、小言を聞いてる感覚。
    ユーモラスで、口うるさくて、皮肉たっぷりで、でもほんのりやさしい。
    あ、あと落語みたい。
    語りかけられてる気分だった。

    この人のことはもっと知りたいと思う。

  • 社会や世間を見る視点が独特。体勢に倣えではない、人生の大切さを説く。

  • とてもセンスの良いおじさんのエッセイ。
    1953年のクリエータ。
    今居たら、どんなこと言うのかな。

  • 久々に、「暮しの手帖」を読む機会があって、
    花森安治さんのエッセイを読みたくなった。
    べらんめえ調で、今のキャリアウーマンが読んだら目くじら立てそうな件もあるけれど、文章のリズムが抜群で、スラスラ読めてしまう。
    誰も言わないようなことをキッパリ言い切ってて清々しい。

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