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絶海にあらず 下 (2) (中公文庫 き 17-9)

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著者 : 北方謙三
  • 中央公論新社 (2008年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (444ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122050358

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絶海にあらず 下 (2) (中公文庫 き 17-9)の感想・レビュー・書評

  • おもしろかった。こんなに活き活きした平安時代は初めてだ。
    年号が出てきたところから史実の枠を途端にはみ出す。そんなところもおもしろかった。

  • 藤原忠平・良平兄弟や大宰府水軍に脅威というか何というか魅力が無いので少し退屈でした。純友が凄過ぎるんかなぁ?

  • 利益の為に唐物交易を独占する京の藤原忠平と海は自由にすべきと考える伊予の藤原純友の戦い。純友のような男なら大勢の水師達が己の意思で集まって来るのも頷ける。最後の太宰府との海戦の切迫感は凄かった。小野好古との友情も熱くなる物があるし、登場人物は皆個性的で魅力ある人ばかりだ。

  • こういうの描かせたらピカイチです。
    こういう結末は北方作品にしては珍しいかも。

  • 明神くんから。

  • 藤原純友の物語。同じ時代を生きた平将門は有名だけど、あまり知らずに読みました。公家の出ながら、海に生き、出世は望まず権力に立ち向かう男の姿が目の前に現れました^^
    上下巻あるけど、下巻は疾走し、一日で読み終えました。

  • 主人公純友は最後までこれといったピンチを迎えることなく、
    失った幹部も一人。
    結局楽々勝ってしまった。

    主人公が困ることがない展開は、読んでてストレスたまらないのはいいが、
    やっぱり盛り上がりに欠ける。

  • 歴史上、あまり知られていないだけに新鮮

  • 絶海にあらず下巻読了。これは完全に爽快感あふれるヒーローショーだった。つらっとした顔で「無理を通すなら俺は京に帰りますよ」と良平に言えちゃう純友のスカっと感がね……。決着はけっこうあっけないですが。平安時代ものってのもいいなあ~

  • 瀬戸内の海賊となって乱をおこした藤原純友の事蹟を描く。
    同時期に乱を起こした平将門に比してやや知名度はおちるが、当時の政治の中心の藤原一門からなぜ、反乱がと不思議に思っていた。
    著者は、純友をものに捕われない自由な心の持ち主として、その勇躍する姿を描いている。同著者の「破軍の星」では、清冽なる天皇中心の人民国家のあり方を主人公は追い求めていたが、本作品では、海の自由を求めて純友は戦っている。高麗などとの海外の交易を独占しようとして、海に生きる民を抑圧する藤原宗家との壮大な戦いに挑む藤原純友の勇姿には胸躍らされた、痛快な物語である。
    本作品のエピローグでは、戦い終えた「純友」は、海上の貿易商人として勇躍するように締めくくられており、我々の知る史実「鎮圧され斬首」とは異なるが、それもロマンがあって宜しい。(「破軍の星」では最後の悲劇的な死に到る突撃シーンで締めくくられていたのが痛ましかった。)

  • 藤原純友の叛乱をこういう形で終わりにしたかあ。
    おもしろかった。

  • 面白い。
    南北朝の「海」もいいが、平安の「海」も男の海だね。

  • カリスマがいる!
    一言で言うと、そんな感じだ。

    藤原純友という男は、カリスマなのだ。

    久しぶりに明るい男の話だった、と思った。
    北方さんにして・・・いや、明るくない男ばかり、というわけじゃないんだけどね。
    純友は、痛快なのだ。
    何かを深く考えているようで、思いつきで何かをしてしまう。
    そしてそれは、「海を海のままにする」というひとつの信念からくるものだから、最終的に上手くいって純友の勝利になる。
    人の裏をかく、というより、好き嫌いで判断するところが多いような気がする。
    だからこれほどまでに人に好かれるのだと思う。
    そして海は誰のものでもなく、純友のものでもない。
    最後に純友も消え、海は海のままあるようにするところまでが純友のやりたかったことで。
    藤原の家に生まれたことが、おかしい、と言いきれる純友の強さ。
    朝廷の裏をかき、思うままにした強さ。
    これが惹かれずにいられようか。

    歴史上には、平将門と純友との東西での共謀説もあるようだけど、この本ではほとんどつながりはない。
    この純友を見れば、そうだよなぁ、と思ってしまうのは・・・北方さんが上手いからか。

    内海、玄界灘、と海を渡り、最後は外洋まで出て行く強さ、その未来は広くきっとやはり、見るものに痛快なことにしてくれるのだろう、と思わせる純友。
    ああ、好きだなぁ。

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