久遠 上: 刑事・鳴沢了 (中公文庫 と 25-12)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 868
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122050860

作品紹介・あらすじ

夜明けに鳴ったインターフォンが事件の始まりだった。訪問者は青山署の刑事たち。彼らは開口一番、鳴沢のアリバイを確認してきた。前夜会っていた情報屋が殺され、その容疑をかけられたのだ。美味しいネタとして仄めかされた言葉「ABC」-それが彼の命を奪ったのか?自らの疑惑を晴らすため立ち上がる鳴沢だが…。

感想・レビュー・書評

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  • 鳴沢了最終本の上巻。ここまで出てきた鳴沢を取り巻く個性あるキャラクターが敵も味方も勢揃いするオールスター的な作品。鳴沢了が人生最大のピンチにさらされる。まあ、シリーズ通してあれだけ好き放題やってきたので自業自得な結果と言えばそう言えるかもしれない。どう有終の美を飾るのか後編に期待。

  • シリーズ初の上下巻モノということでスケールが大きくまだ事件の全容がわからない。今シリーズの集大成的な位置付けになることは間違いなさそうで下巻にも期待が持てる。

  • 続く。

  • 連休用に上下の長編を借りた。
    やっぱりシリーズの最初から読めば良かったなぁ。
    まぁ、これでも充分楽しめますが。
    警察内部のゴタゴタが特に面白い。
    下巻が楽しみ!

  • 刑事 鳴沢了シリーズ10作目上巻。

    このシリーズも最終章です。

    何者かによって、鳴沢は殺人事件の容疑をかけられ、相棒もいないまま、自分の容疑を晴らすために(仲間のために)一人捜査に乗り出す。

    昔登場した人物が次々と登場します。
    新潟県警時代の若手刑事だった大西海刑事。
    警視庁を退職し、僧侶になった食いしん坊刑事・今 etc
    鳴沢の総決算ともいうべき展開で、スピード感に溢れているなあと思いました。
    いろんな伏線が張られていますが、これが下巻でどういう結末を迎えるのかとても楽しみです

  • 夜明けに鳴ったインターフォンが事件の始まりだった。訪問者は青山署の刑事たち。彼らは開口一番、鳴沢のアリバイを確認してきた。前夜会っていた情報屋が殺され、その容疑をかけられたのだ。美味しいネタとして仄めかされた言葉「ABC」-それが彼の命を奪ったのか?自らの疑惑を晴らすため立ち上がる鳴沢だが…。

  • 刑事・鳴沢了シリーズ。
    今回は初っ端から殺人事件の容疑者に。現相棒の藤田を始め、今まで鳴沢とコンビを組んでいた人物のバックアップが中々得られず、窮地に追い込まれている緊張感。下巻へ続く。

  • 夜明けのインターフォンに起こされた鳴沢は、そのまま青山署に連行される。昨夜会った人物が殺されたという。事実上の謹慎を言い渡され、1人、捜査を開始する。彼は鳴沢にどんな情報を伝えようとしていたのか?ある疑念を元に、公安の山口と会う約束をするも、約束が果たされることのないまま、山口まで犠牲に。凶器には鳴沢の指紋が…。仲間とも不自然な状況により引き離され、完全に孤立無援に。さらには命まで狙われ…過去の因縁が頭をよぎる。どうなる鳴沢!?下巻へ!

  • 読了

  • 2017.1 スピード感がいいですね。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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