- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122050860
感想・レビュー・書評
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鳴沢了最終本の上巻。ここまで出てきた鳴沢を取り巻く個性あるキャラクターが敵も味方も勢揃いするオールスター的な作品。鳴沢了が人生最大のピンチにさらされる。まあ、シリーズ通してあれだけ好き放題やってきたので自業自得な結果と言えばそう言えるかもしれない。どう有終の美を飾るのか後編に期待。
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続く。
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2017.1 スピード感がいいですね。
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どうなるのか楽しみ!
下巻に続く! -
刑事・鳴沢了シリーズ全10話(全11巻)完了。
1冊目の「雪虫」から最後の「久遠」まで、これは結局
全巻通して大きな一つのストーリーだったのだな、と。
登場時で30歳いっぽ手前、そこから人間の性格なんてそんなに
大きく変わる訳もないけど、それでも少しずつ変わっていく主人公の
成長譚でもあり、壮大な警察小説でもあり。
ストーリーがご都合すぎないか、と思ったところもあったけれど
最後に収束していくためにはこれでよかったのかも。
ある意味、「演劇」のような小説でした。
カーテンコールがあったらいいのになあ。 -
刑事 鳴沢了シリーズの完結編!
一匹狼だった彼にもいつの間にか支援者が増えてきた。
ひたむきな彼の姿勢に共感したのだろう。
犯人逮捕するために真実を追究する。
当たり前のことを当たり前にすることの難しさ。
まあ、今回は以前の登場人物も現れ、楽しめたかな。
夜明けに鳴ったインターフォンが事件の始まりだった。訪問者は青山署の刑事たち。彼らは開口一番、鳴沢のアリバイを確認してきた。前夜会っていた情報屋が殺され、その容疑をかけられたのだ。美味しいネタとして仄めかされた言葉「ABC」――それが彼の命を奪ったのか? 自らの疑惑を晴らすため立ち上がる鳴沢だが……。
情報屋に続き、警視庁公安部の山口が殺された。再び鳴沢に嫌疑がかかる状況で……。身の潔白を証明しようと奔走するも、同僚に警察内部の圧力がかかり、いよいよ孤立無援の状況に。ようやく謎の言葉「ABC」が大規模な国際犯罪に繋がることを掴むが、捜査は行き詰まる。ついに敵の銃弾は、鳴沢に向け放たれたのだった! -
いよいよシリーズ第10作にして最終作。刑事・鳴沢了の前に立ちふさがる大きな敵。刑事としての職を賭して、真相を究明しようとするが。感想は下巻読了後に。