経験を盗め 心と体の不思議編 (中公文庫 い 102-3)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122050921

感想・レビュー・書評

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  • 疲れているのは脳でなく、目。脳は超タフ。

    ゲイってほとんど子供らしい時代がない。一足先に大人になるから、社会に出ると、上司に褒めてもらうには何をしなければいけないか考えて、その役割を演じるようになるじゃないですか、だけどゲイは子供のころからずっとそれをやってきている。そのうち自分の中の男と女をどんどんコントロールできるようになるらしい。

    落ち込まないようにしないようにすると、余計に落ち込む。こんな事じゃダメだと、頑張るのは一瞬ならいいけれど、無理をしているとストレスがどんどんたまっていく。むしろ落ち込んだ自分とうまく付き合うこと。自分の中の落ち込みそのものを丁寧に認めていく。

  • 対談が行われた時期は、2000年前後のものが多かったです。新しくても2004年だとか。それでも、そのトピックが、当時としてはあっていたけれど、今となっては的外れでした、というものはなかったですね。「心と体」に括られる内容のものばかりを集めていたとしても、すべてが違う方向を向いているような感覚で、章が変わる都度、新たな気持ちで、あたまの違う箇所をくすぐられるような思いができます。ただ、当時としてはきっと先進的なトピックを扱ったんだと思われますが、いまや一般化しているものが多いでしょうかね。それはYahooニュースで読んだことがあるだとか、違う本で読んだなあとか、あります。それはそれとしても、喋っている三人の傍らにいる感じで臨場感をもって読めて、ときに感心し、ときに吹きだし、といった体で読み進められて、難しい話も会話という性質上、比較的、噛み砕かれているので、わかりやすく、肩も凝らずに読み進められます。

  • 好奇心を強く持つと人生は楽しくなる

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  • こちら再読本。
    2年程前に糸井重里ブームが個人的に起こったので、購入しすぐ読了。
    実家に帰った際にまた読みたいと持ってきたものです。
    まぁ、内容はほぼ忘れてました。笑

    ひと言で言うと、面白い!!!

    まず、各カテゴリーに精通している人2人と糸井さんの3人での対談がまとめられているんですが、
    話の内容を置いても、糸井さんの知識の広さ、会話の進め方、質問力がきっと素晴らしいんだと思わざるをえないです。

    私は、知らない事について対話が進んだ時、非常につまらない「なるほど」「凄い」「そうなんだ」といった返答しかできないと思います。
    そんな時、糸井さんはその持っている知識・経験に繋げて、「こういうことがあって・・・これはこういうことに繋がっていたんですね」とか、「と言う事は、・・・と言う事ですか?」など自分の言葉に変換して話を続けられる。
    見習いたいものです。

    内容も面白い!!
    元々高校時代は生物オタク、大学に入ってからは脳に興味が強く、更に心理学専攻。個人的な興味が体や脳・心に向いているので興味が一致したこともありますが。
    眠り、脳、ゲイ、はげ、花粉症・・・それぞれ取り上げられているカテゴリーが身近であったり、そんな事を取り上げるのか、と思うようなものがあったり、退屈せずに読めます。はげなんて、専門家がいるんですね。笑
    体の事って、当たり前ですけど誰もが持っているものだし、知っていて損はない、というか誰しも少なからず興味はあると思います。
    どの話題が一番面白かっただろう、と考えたんですが、本当に全部面白くて、選べないです。
    読み終えると、体を大切にしてあげよう、だなんて単純ですけど思いますね。

    広く浅く、生物学的な知的好奇心を満たしたい方には、とてもおすすめです。
    きっとまた読み直すだろうな。買って良かったと思える本。

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著者プロフィール

1948年群馬県生まれ。株式会社ほぼ日代表取締役社長。71年にコピーライターとしてデビュー。「不思議、大好き。」「おいしい生活。」などの広告で一躍有名に。また、作詞、文筆、ゲーム制作など幅広い分野で活躍。98年にウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げてからは、同サイトでの活動に全力を傾けている。近著に『かならず先に好きになるどうぶつ。』『みっつめのボールのようなことば。』『他人だったのに。』(ほぼ日)などがある。聞き手・川島蓉子さんによる『すいません、ほぼ日の経営。』(日経BP)では「ほぼ日」の経営について明かしている。

「2020年 『いつか来る死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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